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【刀ミュ】「伊達双騎出陣」MV撮影地を巡る旅!—瑞巌寺と五大堂へ【聖地巡礼】

刀剣乱舞

ミュージカル刀剣乱舞『伊達双騎出陣』のMV『REASON』『残像』。

大倶利伽羅と鶴丸国永がそれぞれの個性を存分に発揮するこの2曲は、ファンなら何度でもリピートしたくなる映像美と物語性が詰まっています。

そして、その撮影地となったのが、宮城県の名所「瑞巌寺」と「五大堂」。

歴史ある建物や自然豊かな景色が、刀剣男士たちの存在感をさらに引き立てています。

今回、実際にMVの舞台となった場所を巡る聖地巡礼をしてきました。

特に大倶利伽羅が修行していた林については、現地の人に教えてもらって場所を特定!(SNS掲載許可もいただきました)。

「ここで刀振ってたのか…」と思うと急にリアル感が押し寄せて、情緒が追いつきませんでした(笑)。

そんな撮影秘話や巡礼の感想、現地を訪れる際のおすすめポイントを余すところなくお届けします。

刀剣男士たちが舞った場所に立つと、MVのシーンがより鮮明に蘇るのはもちろん、その場の空気感まで感じられて感動倍増です。

現地での楽しみ方や注意点も含めて、ぜひ参考にしてみてくださいね!

伊達双騎MVの撮影地紹介

刀剣乱舞ミュージカル『伊達双騎出陣』のMV『REASON』と『残像』は、それぞれ大倶利伽羅と鶴丸国永が主人公となっています。

宮城県にある伊達家の菩提寺である瑞巌寺や五大堂を舞台に、彼らの個性がぎゅっと詰まった映像美が広がっていて、観るたびに胸を打たれる名作です。

撮影当日は瑞巌寺は休館日に、周辺も立ち入り禁止にして早朝から撮影したそうです。

休館日にするのは災害時など以外でめったにない珍しいことだと教えてもらいました。

MV『REASON』『残像』について—刀剣男士が描く瑞巌寺の夜明けと陽光

『REASON』(大倶利伽羅)

暗闇から夜明けへ。大倶利伽羅が瑞巌寺や五大堂を背景に静かに歌い上げるMV。


『REASON』は、大倶利伽羅が秘めた激情を歌い上げるMVです。

瑞巌寺や五大堂を背景に、静かな薄闇の夜から夜明けに向かうストーリーが展開されます。

特に夜明け前のひんやりした空気や静けさが、大倶利伽羅の孤高な雰囲気と見事にマッチ。

まるで彼自身が夜明けそのものみたいな感覚にさせられるんです。

一番好きなシーンは…迷うけど、やっぱり1:09のダンスですかね。

「慣れ合うつもりはない」とばかりに歌いながら孤高に踊る大倶利伽羅。
その横にふわっと鶴丸が舞い降りるように現れる瞬間、もう鳥肌モノです。

鶴丸は同じ振り付けではなく、あくまで大倶利伽羅を見守るような距離感で寄り添っています。
この「見守りつつも干渉しすぎない」感じ、あまりにも絶妙すぎて何度見ても飽きません。

さらに、瑞巌寺近くの林での訓練シーン。
実は現地の人に教えてもらった場所なんですが、意外と普通に誰でも入れる林なんですよ。

「瑞巌寺で撮影!」と聞いたときは格式高いイメージで見ていたのに、この林のシーンを知ったとき急に現実味が押し寄せてきて情緒がヤバかったです(笑)。
木の根だらけのあの足場でキャストさんが走ったり刀を振ったりしていたと思うと、キャストさんへの心配と刀剣男士の身体能力がバケモノすぎるという両極端な感想で脳がバグります。

『REASON』のロケ撮影地はこちら↓。詳細は後述します。

『残像』(鶴丸国永)

明るい陽射しの中、鶴丸が瑞巌寺の庭や本堂で軽やかに舞うMV。優しさと軽快さが魅力的。

『残像』は、鶴丸国永の明るさと優雅さを存分に描いたMVです。

瑞巌寺の本堂や庭園を舞台に、軽やかに踊りながら「目を開く先に絶望の終わりがある」と歌う姿が印象的。

彼の表情の奥には確かに影も感じるんですが、それでも笑って前を向く強さが見て取れます。

これ、伊達政宗の師匠・虎哉禅師の「苦しいときは笑え」っていうひねくれ説法を体現してるみたいですよね。

MVはもちろん伊達双騎の内容にしろ、葵咲や陸奥一蓮にしろ、鶴丸が政宗の刀であることを改めて感じさせられます。

御成玄関でのダンスシーンでは、彼と大倶利伽羅が息を合わせて華麗に舞います。

『REASON』とはまた違い、互いに自分の立ち位置を守りながら進むバランスがすごいんです。
大倶利伽羅は鶴丸と同じ方向を見つつも、少し後ろから鶴丸を支えているようなこの距離感、たまらない。

個人的に好きなシーンは、庭園での手合わせシーンですね。
臥竜梅のある庭を背景に、鶴丸の軽やかな動きと優しい表情が際立っています。
彼の中にもきっと苦しい過去や影があるはずなのに、あえてそれを見せずに進む姿が胸を打ちます。

『残響』のロケ地はこちらです↓詳細は後述します。

『REASON』と『残像』—夜明けと昼間、対比の美

この2つのMV、単体で見ても素晴らしいんですが、実は対比的に作られているようにも感じます。

暗闇から夜明けへ進む『REASON』では、大倶利伽羅が苦しさを抱えつつ激情を吐露する。

一方、『残像』では昼間の明るい光の中で、苦しみを隠して鶴丸が前を向く強さを歌っています。

それぞれの振り付けも異なり、大倶利伽羅が感情を露わにした動きの中で、鶴丸は大倶利伽羅と同じ振りはせずその後ろからさりげなく支えるような動きを、逆に大倶利伽羅は鶴丸の少し後ろで同じ方向を見て同じ振り付けを見せます。

この対比があるからこそ、2つのMVの世界観がより深く物語性が生まれ心に刺さると思うんですよ。

『REASON』と『残像』は、大倶利伽羅と鶴丸国永という刀剣男士の個性と、それぞれが夜明けと昼間、孤独と強さを象徴し、対比的でありながらもどこか通じ合っている。

瑞巌寺や五大堂といった名所を背景に繰り広げられるパフォーマンスは、まさにファン必見。

ぜひMVを観て、そして現地に訪れてみてください!

瑞巌寺の御成玄関(『REASON』『残像』)

瑞巌寺の御成玄関おなりげんかん

ここは伊達政宗公が実際に訪れた歴史的にも非常に貴重な場所です。

御成玄関や本堂内部は写真撮影が禁止なので上の写真は外観。釣鐘のような特徴的な窓があるのが分かりますね。

時代劇とかである「上様のおな~り~」って言ってるみたいなやつですね。殿様が参内する場所。
天皇や皇族、藩主専用の玄関だそうです。

今の瑞巌寺の姿を映像に残すためにもMV撮影を承諾してくださったそうですが、こんな貴重な場所で躍らせてもらえてあんな素敵MVになったのだから感謝しかない。

写真が取れなかったので説明文をメモって来ました↓

入母屋造、千鳥破風の屋根を三方に出し、外面は磁石の上に礎盤を据えて円柱を立て、白壁漆喰仕上げ。
軒まわりを象の飾木鼻、細欄間を「葡萄に粟鼠、竹に虎」の彫刻で装飾。
内部は中央で屈折させて「乙字型玄関・折中門」の語源となっている。
床は花崗岩の敷石を斜めに敷いた四半敷で、壁に沿って座単を設け、内外共に白木造りの唐様建築。

格式高い建築が残るこの場所が、ミュージカル刀剣乱舞『伊達双騎出陣』のMV『REASON』と『残像』の重要な舞台として使われたんですね。


『REASON』1:07~:孤独と寄り添いを感じるダンスシーン

『REASON』の1:07あたりから始まる御成玄関でのシーンは、大倶利伽羅と鶴丸国永がシンクロして踊るダンスが見どころです。

特に印象的なのは、大倶利伽羅が孤独に踊り始めるところから、そこにふっと鶴丸が寄り添うように舞い降りてくる場面。

まったく同じ振り付けではなく、少し距離を置きながらも、確かに支えるような存在感を見せる鶴丸。その2人の絶妙な距離感に心を持っていかれる人、絶対いるはずです!

このシーン、背景にある御成玄関の威厳ある佇まいがまた素晴らしいんですよ。

格式高い空間の中で、日本刀の付喪神である大倶利伽羅の孤高と鶴丸の優雅さが際立つ構図。
本当に歴史と現実と虚構が混じる「刀剣乱舞」の世界観そのものです。

『残像』0:00~:鶴丸と大倶利伽羅の共演

一方、『残像』は冒頭の0:00から御成玄関でのシーンが登場します。

ここでは鶴丸国永を中心に、大倶利伽羅との息の合ったダンス素晴らしいですね。

鶴丸らしい軽やかさと明るさが御成玄関の厳かさと不思議と調和していて、観ていると「この場が舞台で本当によかったな」と感じさせてくれます。

大倶利伽羅との動きも『REASON』のシーンとはまた違い、鶴丸が主導する形で進むのが興味深いポイントです。

鶴丸は一見軽やかに舞っていますが、その背後には彼が抱えてきた影や強さが見え隠れします。

この二重性を背景にしている御成玄関の壮麗な建築が、さらに映像全体を引き締めていると感じられました。

現地訪問のポイント:格式高い場所でMVの余韻を堪能

瑞巌寺の御成玄関は、伊達政宗も実際に訪れた歴史的な建築で、本堂内部と合わせて撮影禁止の貴重なスポットです。

MVの中で描かれた厳かな雰囲気を体感するには、朝や夕方など、光の加減が変わる時間帯に訪れるのがおすすめ。

日の光が差し込む朝の静けさと、夕暮れのしっとりとした時間帯とでは全く違った顔を見せてくれます。

冬場は日が落ちるのが早いので、早朝のあの薄闇の暗さを疑似体験できるのが良いですね。

ただし、拝観時間は月によって変わるため、訪問前には必ず瑞巌寺の公式情報を確認してください。

現地ではMVのシーンを思い浮かべながら、自分だけの『REASON』や『残像』の世界を楽しんでみてくださいね。

瑞巌寺の庭(臥竜梅)(『残像』)

瑞巌寺の庭園は、『残像』の中で鶴丸と大倶利伽羅が手合わせをする場面で使われました。

この庭園、ただ静かで美しいだけじゃなく、立派な枯山水が広がる格式高い場所。

そんな庭で刀剣男士が手合わせをしている姿を想像すると、ファンとしては感動と畏怖が入り混じった複雑な気持ちになりますよね。

「こんな貴重な場所で手合わせシーンを撮らせてもらったんだ…」としみじみありがたさを感じずにはいられません。


『残像』1:57~:庭園での手合わせと見どころ

『残像』の1:57あたりで描かれる手合わせのシーン。

鶴丸の軽やかで優雅な動きと、大倶利伽羅の真剣さが対照的で見ごたえ抜群です。

この庭園の静寂の中で、2人の刀がぶつかる音だけが響き渡ったのだろうと、まるで時間が止まったかのような感覚になります。


現地訪問のポイント:枯山水と臥竜梅の美しさ

瑞巌寺の庭園は、格式高い枯山水が広がるエリア。

手合わせが行われた庭は、本堂の廊下や中門から眺めることができ、その立派な景観に心が奪われます。

静かに整えられた砂紋と、石や植栽の配置は、シンプルでありながらも計算し尽くされた美しさが詰まっています。

これを撮影で使わせてもらったというだけで、もう感謝しかない…!

さらに注目してほしいのが臥竜梅。

地上を這いうねるように枝を伸ばす樹の姿が「臥せた龍」に似ていることから「臥龍梅」と言われており、瑞巌寺の庭園を象徴する存在です。

MVでは花が咲いていませんでしたが、春になると満開の紅白の花が庭を彩り、庭全体の雰囲気が一変します。

臥竜梅が咲く時期に訪れれば、MVで感じた静寂に加え、春らしい鮮やかな彩りを楽しむことができます。


瑞巌寺の本堂廊下や上段の間(『残像』)

庫裡くり(寺院での台所)から入って本堂に入ると様々な襖絵や絢爛な装飾が施された室内を見ることができます。

各部屋は使用目的にふさわしいテーマに沿って描かれた絵画や彫刻で装飾されていて、天井も造りが異なるのだそうです。

本堂内は残念ながら撮影禁止のため、行った際には是非脳内に焼き付けてください。

こちら↓は庫裡の入り口。実は庫裡も国宝指定となっています。

『残像』0:39~:本堂廊下で雑巾がけをするシーン

『残像』の0:39~、鶴丸と大倶利伽羅が本堂の廊下で雑巾がけをする、ちょっとコミカルなシーン。

ここでの鶴丸の動きが軽やかで、なんとも楽しそうな雰囲気なんです。

それに対して、大倶利伽羅は「なんでこんなことやらされてるんだ」と言いたげな表情。

おそらく競争を持ちかけた鶴丸に、大倶利伽羅「おい!」と絶対言ってる。

でも、鶴丸の軽妙なペースに振り回されながらも、どこか呆れつつ受け入れているようにも見えるのが面白いんですよね。

このシーン、差し込む光が廊下の美しさをさらに際立たせています。

本堂の廊下はウグイス張りだったんですが、「ここで雑巾がけとか楽しそうで、鶴丸絶対楽しんでたな」とつい笑ってしまいます。

虎哉禅師も映り、彼らが修行させてもらっている雰囲気も感じられて、伊達双騎の本編で語られなかった小さな物語を空想せずにはいられません。

『残像』:1:18~伊達政宗の上段の間で描かれる歴史の重み

そして、MVの1:18~で描かれるシーン。

伊達政宗が書き物をしている場面は、普段「伊達政宗甲冑倚像かっちゅういぞう」が鎮座する上段の間で撮影されています。

この場所、かつては実際に伊達政宗が過ごした一室であり、今ではその歴史を伝えるために甲冑が静かに佇む場所となっています。

この対比が、「かつてここで生きた人々の物語」と「今、刀剣男士たちが舞う物語」をつなぐように感じられて、歴史の重みをより強く実感させてくれます。

MVの中で鶴丸と大倶利伽羅が舞う姿と、政宗が生きていた時代の空気が交錯するような感覚は、刀剣乱舞ならではの魅力です。


現地訪問のポイント:静寂と癒しの廊下を歩く

瑞巌寺本堂の廊下は、ウグイス張りの仕組みが施された、美しく静かな空間です。

歩くたびに足元から響く控えめな音が、どこか可愛らしくて癒されます。

この廊下を歩くだけで、心が落ち着き、まるで時間がゆっくりと流れるような感覚を味わえるんです。

訪れる際は、差し込む光が美しい午前中がおすすめです。MVを思い浮かべながら廊下を歩いてみると、鶴丸や大倶利伽羅の姿がふと頭をよぎるかもしれません。

また、上段の間を眺めると、歴史と現代の融合が感じられ、さらに深い感動を得られるはずです。


瑞巌寺近くの林(『REASON』)

瑞巌寺近くの林は、大倶利伽羅が孤独に修行を続けるシーンの舞台となっています。

この場所、実は瑞巌寺そのものではなく、瑞巌寺の近くにある林の一角。

寺社仏閣の中にいる刀剣男士は「そういったもの」として受け入れていたのに、誰でも入れるような林で、大倶利伽羅がここで歩いて走って刀を振るっていたのか…と思うと急に現実感が襲ってきて情緒がヤバかったです。

歴史ある瑞巌寺とはまた違った趣があり、静かで自然豊かな雰囲気が『REASON』の世界観にぴったりです。

『REASON』1:28~:孤独な訓練と木漏れ日の美しさ

『REASON』の1:28から始まる林でのシーンでは、大倶利伽羅が一人で刀を振り、訓練を続ける姿が描かれています。

この場面、ただの「剣術練習」ではなく、彼が己と向き合いながら戦い続ける孤独な姿に焦燥感が強く感じられるんですよね。

静寂の中、木漏れ日が彼の背中や刀に映える様子は、映像としても印象的。

特に、大倶利伽羅が刀を振るう動作の重みと、そこに漂う緊張感がすごい。

この林、そんなに広くはないんですが、それが逆に彼の「閉じた世界観」をよりリアルに引き立てています。

また、現地の方から伺った話によると、この撮影はかなり早朝から行われたとのこと。

夜明け前の冷たさや静けさが、大倶利伽羅そのものを映し出しているようで、スタッフやキャストのこだわりを感じずにはいられません。


現地訪問のポイント:静けさを楽しみつつ足元に注意!

この林、実際に訪れてみると、意外とコンパクトで親しみやすい場所です。

瑞巌寺を出て券売機の辺りから円通院と逆方向に歩いていった先、↓写真の右側にある少し小高い丘になった場所です。

瑞巌寺の本堂内を散策しているときに現地の人に声をかけられ教えていただきました。(たぶん伊達組のぬいを連れて御成玄関を目に焼き付けまくってたので明らかに刀ミュファンだとバレバレだったせいでしょう)

教えてくれた現地の人いわく、「林の場所は別に秘密にしていないし立ち入り禁止でもない。撮影は早朝から行われたけど、現地では撮影を知ってる人もいて見に行った人もいた」とのこと。

MV映像と同じ風景を見つけた瞬間「ここだー!?」とテンションが上がり、「ここで彼が走り、刀を振ったんだ」と現実感に慄いてました。

情緒が忙しい。

木漏れ日が差し込む朝の時間帯に訪れると、MVの中の大倶利伽羅の姿を思い起こすことができます。

静けさの中で風が木々を揺らす音に耳を傾けると、彼が刀を振っていた緊張感のある空気を感じられるはずです。

ただし、舗装された道はなく林の足元は木の根が張り巡らされているため、歩く際には注意が必要です。

MVでは大倶利伽羅が全力で動いていますが、「こんな場所でこんなに動けるなんて、刀剣男士の身体能力すごすぎ…!」と思わず感心してしまいます。

訪れる際は足元を見ながら、安全に楽しんでくださいね。

これは背景がブレたけど躍動感があって意外と気に入った写真↓


五大堂(『REASON』)

五大堂は、松島の絶景を象徴する名所の一つ。

東北地方現存最古の桃山建築で、慶長9年(1604)、伊達政宗公が造営したそうです。

この場所が『REASON』のクライマックスを彩る舞台として使われています。

歴史ある建築と松島湾を背景に、大倶利伽羅が歌い上げ、鶴丸が舞うシーンは、静けさの中に確かな力強さを感じさせます。

『REASON』2:42~:夜明けの情景と刀剣男士の共演

MV『REASON』の2:42~、五大堂を背景にしたシーンでは、大倶利伽羅が静かに独唱し、鶴丸がそのそばで舞います。

この場面、夜明けの空気感がそのまま映像に詰め込まれているようで、思わず息をのむ美しさなんです。

特に注目してほしいのが、大倶利伽羅と鶴丸の距離感。孤独な大倶利伽羅の歌に寄り添うように踊る鶴丸が、まるで彼の孤独をそっと支える存在のように見えるんです。

ただ同じ振り付けをするわけではなく、鶴丸は独自の軽やかな動きで寄り添う。

この絶妙な関係性が映像をさらに深いものにしています。

五大堂で夜明けの光が少しずつ差し込む演出は、まさに物語のクライマックスにふさわしい瞬間。

映像を観たあとに現地を訪れると、この場所が持つ特別な空気感をより深く感じられるはずです。


現地訪問のポイント:五大堂と透かし橋の楽しみ方

五大堂は松島湾に浮かぶ小さな島に建てられた建築で、瑞巌寺から400mほど歩いたところにある松島を訪れるなら外せないスポットです。

訪れる時間帯としては、やはり早朝がおすすめ。

人は少ないですし、MVのシーンと同じように、夜明けの空気を吸いながら景色を眺めると、作品の世界観をより身近に感じることができます。

また、五大堂へ渡るための「透かし橋」も注目ポイント。

下が透けて見える作りになっているので、下の海が見えるぶん、ちょっとしたスリルがあります。

落とし物をしないか冷や冷やしながら渡りました。

五大堂自体はあまり広くありませんが、柱越しに松島湾を眺めると、静かで荘厳な雰囲気に心が癒されます。

大倶利伽羅があの場所で歌ったんだ…と想像すると、さらに感慨深いものがありますね。

アクセス方法:瑞巌寺と五大堂への行き方

最寄り駅はJR松島海岸駅になります。仙台駅からだと電車で45分ほど。

瑞巌寺は仙石線 JR松島海岸駅より徒歩10分、東北本線 JR松島駅より徒歩25分。

五大堂は松島海岸駅や瑞巌寺から徒歩7分くらいにあります。

名称瑞巌寺(国宝)
拝観料700円
住所〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島字町内91番地
連絡先022-354-2023(電話)
022-354-5145(FAX)
アクセス仙石線 JR松島海岸駅より徒歩10分、東北本線 JR松島駅より徒歩25分
(専用駐車場はありません)
名称五大堂
住所〒981-0213 宮城県宮城郡松島町松島字町内111
アクセスJR仙石線松島海岸駅から徒歩7分。中央桟橋のそば。

拝観時間など月によって変わったりするため、詳細は公式サイトを確認してください。


あと、松島は松尾芭蕉が旅した地でもあります。

松島のあまりの美しさに歌を詠めなかったという話もありますね。


松尾芭蕉が通った道や宿泊した宿など瑞巌寺から五大堂に行くまでの間にも松尾芭蕉ゆかりの碑がありました。

刀ミュ音曲祭で宮城公演があったとき、鶴丸と並んで五月雨江の出番が多かったのも、松尾芭蕉の縁からでしょうかね。

円盤を手に入れる

刀剣男士 鶴丸国永 大倶利伽羅 CDアルバム ミュージカル『刀剣乱舞』 鶴丸国永 大倶利伽羅 双騎出陣 ~春風桃李巵~ が発売されています。

ぜひ聞いてもらいたいのですが、初回限定盤(ライブ音源付き)は残念ながらほぼ完売しているため、公式で購入できるのは通常版になります。

CD(通常版:CD2枚組36曲+エムカード2枚)
内容【DISC1】
1. 舞い散るうた song by 伊達政宗
2. 真白な鳥~偲 song by 鶴丸国永
3. 漆黒の龍 song by 大倶利伽羅
4. 教えてやる song by 鶴丸国永
5. おとしあな song by 鶴丸国永
6. 埋まらぬもの
7. 歌を辿る
8. 私を綴る 私を創る song by 伊達政宗
9. ひねくれ説法 song by 鶴丸国永・虎哉宗乙・梵天丸
10. ことはじめ~私の武器 song by 梵天丸・伊達政宗・鶴丸国永・大倶利伽羅
11. 片倉小十郎景綱宛 song by 伊達政宗
12. 飛脚はしる song by 鶴丸国永・大倶利伽羅・伊達政宗・虎哉宗乙
13. 最上義光宛 song by 伊達政宗・鶴丸国永
14. 父の最期 song by 伊達政宗・虎哉宗乙・畠山義継・伊達輝宗・畠山勢・伊達勢
15. さんさ時雨 song by 鶴丸国永・大倶利伽羅・伊達政宗・家臣たち
16. 茂庭岩見守綱元宛 song by 伊達政宗
17. 伊達五郎成実宛 song by 伊達政宗・大倶利伽羅
18. 埋まらぬもの/伊達政宗 song by 伊達政宗・鶴丸国永・大倶利伽羅
19. 御守りと武器 song by 鶴丸国永・伊達政宗・梵天丸・虎哉宗乙
20. 傷だらけの背中
21. 月よ 朧気であれ song by 伊達政宗・鶴丸国永
22. 埋もれ木 song by 伊達政宗・大倶利伽羅
23. 終の野望 song by 伊達政宗・支倉常長・鶴丸国永・大倶利伽羅
24. 華々しき戦い
25. 悔いなき希望 song by 鶴丸国永・大倶利伽羅・伊達政宗・支倉常長
26. 欠ける月 紅い月
27. 花の巵 song by 伊達政宗
28. 辿った先 song by 鶴丸国永・大倶利伽羅・梵天丸
29. 『刀剣乱舞』 鶴丸国永 大倶利伽羅 双騎出陣 ~春風桃李巵~

【DISC2】
1. Fight For Freedom
2. DARA DARA DANCE
3. REASON song by 大倶利伽羅
4. 残像 song by 鶴丸国永
5. Yellow Sac Spider
6. YUKARI
7. 刀光剣影 song by 伊達政宗・支倉常長
特典《通常盤 エムカード収録内容》
エムカードA
1.MV『Fight For Freedom』(舞台映像編集版)
2.ジャケット撮影 メイキング-鶴丸国永編-

エムカードB
1.MV『DARA DARA DANCE』(舞台映像編集版)
2.ジャケット撮影 メイキング-大倶利伽羅編-
DMM通販

ミュージカル本編が気になる方はこちら↓のリンクからDMMの配信ページに飛べます。

プレミアム加入で見放題(3か月無料!)なのでおすすめ。

ミュージカル『刀剣乱舞』 鶴丸国永 大倶利伽羅 双騎出陣 ~春風桃李巵~本編についてはネタバレ感想ありですがこちらの記事も参照してください。

まとめ:瑞巌寺と五大堂でMVの余韻を楽しもう

ミュージカル刀剣乱舞『伊達双騎出陣』のMV『REASON』『残像』で描かれた瑞巌寺や五大堂を巡る旅は、刀剣男士たちの世界をより深く感じられる貴重な体験でした。

実際に彼らが舞った場所に立つと、MVの映像がさらに鮮明に蘇り、作品の余韻が何倍にも広がります。

瑞巌寺では格式高い御成玄関や荘厳な庭園、本堂廊下での光と静寂を感じながら、鶴丸と大倶利伽羅の息の合ったパフォーマンスを思い浮かべてみてください。

庭園にある臥竜梅や本堂の上段の間など、歴史的な背景を持つロケ地も見どころです。

また、瑞巌寺近くの林では、大倶利伽羅が孤独に訓練する姿が撮影されました。

この自然豊かな場所は、木漏れ日の中で刀剣男士の孤高な姿を思い出させてくれます。

そして五大堂。松島湾を一望できる絶景と夜明けの空気感が、大倶利伽羅の独唱と鶴丸の舞をさらに感動的に引き立てます。

透かし橋を渡るちょっとしたスリルも忘れられない思い出になりますよ。

もしまた宮城公演があるときや、それ以外でも宮城に旅行に行くことがあれば、観光先の候補にぜひ入れてみてください。


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