ライブや舞台、コンサートなどへの参戦はオタ活の楽しみの一つです。
しかしながら遠征となればチケット代だけでなく宿泊費・交通費で数万円が吹っ飛びます。
何回でも推しに逢いたい!グッズ代は削りたくない!そんな想いに駆られることは一度や二度じゃありません。
そのためにも出来るだけ遠征の費用を抑えて安く行くことが重要になります。
安い方法で遠征に行くため色々なやり方を試してきましたが、その中で簡単に実践できる効果的な旅費を節約する方法をまとめました。
出来るだけ安く遠征に行きたいと考えている方の参考になればと思います。
オタクの遠征旅行はいくらかかる?
ライブや舞台、コンサート、聖地巡礼など遠方への遠征旅行はオタ活の楽しみの一つです。
しかしながら宿泊費交通費など出費が痛いのも事実。
実際にオタクの遠征旅行でいくらぐらいかかるのかですが、自分を例に2.5舞台の「江おんすていじ」を1泊2日で行くと仮定すると以下のようになりました。
まず、オタク遠征にかかる費用といえば、チケット代やグッズ代、宿泊費、交通費、食費+余裕があれば観光費といったところでしょうか。
チケット代 | 9,500~11,500円(会場による) |
グッズ代 | 公演パンフレット:2,500円 ブロマイド刀剣男士(戦闘ver.)8種セット:4,000円 ブロマイド刀剣男士(内番ver.)8種セット:4,000円 ブロマイド刀剣男士(ライブver.)8種セット:4,000円 すていじペンライト:3,000円 すていじペンライトアクセサリー ×8種:各1,600円 れっすんバッグ:2,800円 ミニれっすんバッグ ×8種:各1,200円 すまほグリップ×8種:各1,200円 ミニうちわ×8種:各600円 【受注生産】 アクリルスタンド(戦闘ver.)豊前江/立花裕大 【受注生産】アクリルスタンド(内番ver.) 桑名江/福井巴也 【受注生産】アクリルスタンド(ライブver.) 水心子正秀/小西成弥 【受注生産】ランダム缶バッジ(全16種):500円 【受注生産】ランダム本丸フォト(全15種):400円 【受注生産】ランダムすていじカード(全24種):200円 etc… |
宿泊費 | 7,000~10,000円 |
交通費 | 新幹線往復35,000円~(出発地による)+現地での電車・バス代 |
食費 | 1食500~1000円×n回 |
観光費用 | 寺社仏閣の御朱印巡り 博物館や美術館など |
チケット代は固定費ですし、グッズ代はあまり減らしたくないので、この中から節約するとしたら宿泊費や交通費が大きな割合になってきます。(いやしかし…グッズ代えぐい。)
そして宿泊費にしても交通費にしても、安くするための方法は大きく分けて以下になります。
コツさえ分かれば少しだけ気を付けることで誰でも出来る簡単な方法です。
・早めの予約
・手間をかけて探す
宿泊先も交通手段も自分に合ったコスパのいい方法を探していきましょう。
コスパが良い=一番安い方法ではなく、自分の中の優先順位に沿った安さと快適さと移動の早さに折り合いをつけた方法を探すことが重要です。
一番安い方法というだけなら、極論を言えば自転車で行って野宿すれば一番安上がりですが好んで選びたい人はいませんよね。
例えば自分はホテルは寝られれば良い派なので最安値のビジホでもなんならカプセルホテルでもOKです。
しかしながら長い遠征で疲れた体を広いベッドやお風呂でゆっくり休めて英気を養いたいという人もいると思います。
自分は夜行バスを愛用してますが、夜行バスではまともに寝られないから飛行機が良いという人もいるでしょうし、自分の知り合いは飛行機が苦手で高くなっても絶対に新幹線で行くという人もいます。
自分にとっての譲れない点や妥協できる点を考えて宿泊先や交通手段を考えてみてくださいね。
それを踏まえた上で、自分の江おんの遠征旅行での宿泊費・交通費はこんな感じになりました。
節約前 | 節約後 | |
宿泊費 | 7,000~10,000円 | 6000円 朝食ビュッフェ付き 駅から徒歩1分 コンビニまで5分 |
交通費 | 新幹線往復35,000円~ | 往復16,000円 |
もちろんもっと安くすることもできます。
自分なりのコスパの良い方法を追求してみてくださいね。
では宿泊費や交通費を安くするための詳しい方法について紹介していきます。
オタクの遠征旅行を安くする方法:宿泊費
宿泊するホテルや求めるサービスによって値段の上下が大きい宿泊費は節約する大きなポイントの一つです。
安さを求めるか、快適さをどこまで追求しどこで妥協するかのコスパを考えて選んでいきましょう。
宿泊先は早期に予約
どの宿泊先を選ぶにしても早期の予約はマスト。
特に大きなイベントがある会場近くの良いホテルは早々に予約でいっぱいになってしまいますし、イベント需要に合わせて値段が上がってしまうので予定が出たらすぐに予約する方がいいです。
(チケットがとれるかどうかは考えずまず予約するのが吉)
(キャンセル料が何日前までかからないか確認は重要)
ホテルは予約サイトを比較して決める
ホテルの予約は複数の予約サイトを比較してから選ぶのがおすすめ。
同じホテル・同じ日程であっても予約サイトが違えば1000円以上違うこともあります。
3~4つほどのサイトで比較してみて、最安値を探してみましょう。
じゃらんや楽天などポイントが貯まるサイトを優先するという方法もありです。
値段とポイント付与率の差額も比較してみてくださいね。
今だと全国旅行支援もあるので希望する場所のホテルが更に安くなる可能性もあります!
旅行サイトにより割引率なども違ってきますが、上限は最大5000円なのは変わらないため高いホテルほど良いって訳でもなさそうです。
そちらも合わせて確認してみてください。
宿泊先は料金やアクセスなど優先度で選ぶ
どの宿泊先を選ぶか?という問題は、自分の優先順位や妥協できるのは何かという点から選ぶといいです。
例えば一番安いホテルを選ぶというだけならば2000~3000円台のものもあります。
しかしながら安い代わりに最寄り駅から遠くて利便性が悪かったり、飲み屋街などが近くて治安の面で不安があるという可能性もあります。あとは純粋に建物が古かったりだとか。
自分も風呂は大浴場、トイレは共有、アメニティは無くワンルームに布団とエアコンで、寝るだけでOKみたいなめちゃくちゃ安い宿に泊まったこともあります。(貧乏学生の救世主でした)
またはビジネスホテルではなく、カプセルホテルやネカフェという選択肢もあります。
こちらは安い代わりにプライベート空間の確保が難しいタイプです。
それぞれのメリットとデメリットを挙げると以下になります。
メリット | デメリット | |
ビジネスホテル | プライベート空間が保たれる ゆっくり休める | 値段はピンキリ(サービスや利便性に比例しやすい) |
カプセルホテル | 安い | 狭い ゆっくり休めない可能性がある |
ネットカフェ (漫画喫茶) | 比較的安い 暇つぶしの娯楽は多い その場で飲食できる | 個室はあるがプライベート空間の確保は困難 ゆっくり休めない可能性がある 深夜割増料金やシャワー料金などトータルで高くなる可能性もある(店舗による) |
カプセルホテル
カプセルホテルは↑の写真のようにガチで寝るだけのスペースで、すぐ隣に知らない人が泊まる感じになります。(カプセルのサイズは各施設によって異なります)
とはいっても、このスペースだけで過ごすのではなく多くのカプセルホテルが共有フロアを設けていて、シャワールームや大浴場、休憩スペースや食事処などを備えた施設もあります。
1000円台から泊まれますし、以前は男性専用が多かったですが最近は女性専用も増えてきました。
快適性を追求したカプセルサイズ(ほぼ一部屋サイズなものもあり)があったり、アメニティなどサービスを付随した高級路線(それでも普通のホテルよりは安い)のカプセルホテルなど多様化してきてます。
安さを求めるなら一考の余地あり。
ネットカフェ(漫画喫茶)
ネットカフェ(漫画喫茶)はナイトパックなど夜間料金で朝まで過ごすことができます。
(店舗によりますが1000円台~)
ネットも漫画もありますから暇つぶしをするには最適。
カフェと名の付くだけあってその場で飲食の提供があるのもありがたいです。
しかしながら個室の仕切られたスペースはあるものの【寝るため】の場所ではないため体が休まらない可能性はあります。
鍵付きや完全個室という文言がない場合はプライベートの確保が難しい場合もある(誰でも扉が開けられる)ので部屋タイプは十分確認してくださいね。
あとは店舗にもよりますがシャワー代などが別途にかかるなどトータルすると安いビジホと変わらない値段になってしまうこともあるので注意が必要です。
とはいえ、安さやネット・漫画などの充実さは一考の余地はありますし、急な予定変更などでホテルの予約が取れないとき、予定の時間まで長時間を過ごす必要があるときにもネットカフェは便利です。
予定日まであまり日がないときは直前割りを狙うというのもあり。
部屋が空いているときに通常の値段よりも割引された値段で宿泊できる直前割引というものもあります。
ただし、希望する場所のホテルに部屋が余ってるかどうかはその時になってみないと分からないので、最初から直前割りを狙うのはリスクが高いです。
あくまで早割が難しい場合での選択肢の一つと考えておきましょう。
オタクの遠征旅行を安くする方法:交通費
遠征するための主な交通手段は、高速(夜行)バス、新幹線、飛行機になるかと思います。
それぞれの交通手段のメリットデメリットを挙げていき、その上で安く行く方法を紹介します。
メリット | デメリット | |
高速(夜行)バス | 安い 夜行バスなら早朝~朝に着く (寝ている間に着く) | 移動(乗車)時間が長い 体に合わないときは寝られない可能性がある |
新幹線 | 道路事情や天候に左右されにくい 価格も本数も安定している 駅が多くアクセスが良い | 値段が安くなることはほとんどない |
飛行機 | 移動時間が短い(早い) LCCや早割りなら安くなる | 早割り以外だと高い 天候に左右されやすい 空港までの移動が必要 |
安く行くなら高速(夜行)バス
交通手段の最安値は高速(夜行)バスと言ってもいいです。
また目的地にも依りますが、夜行バスならば寝ている間に移動して早朝~朝に到着するため1日を有効に使えるというのも利点です。
到着したあと、荷物を預けにホテルへ寄ったりコインロッカーを探すこともできますし、モーニングを食べてから物販に並びに行くのもありです。
夜行バスのプランによっては翌朝の入浴付のプランもあるので疲れた体をリフレッシュしてから行くということもできます。
夜行バスは新幹線の半分以下の値段での移動ができます。場合によっては1/3以下になることも!
とはいえ夜行バスでの移動は体を休めることができるかどうかが一番心配な点だと思います。
夜行バスには席のタイプがいくつかあり、4列スタンダード、4列ゆったり、3列独立タイプなどあります。
おすすめは3列独立。
席が独立しているため隣に人はおらず、カーテンがついていることが多いので仕切ることもできます。
席はリクライニングするので座席を倒して寝やすいです。
感染対策でブランケットの貸し出しがなくなっている場合もあるので自分は代わりにひざ掛けを持参してます。
一番安いのは4列スタンダードですが、あまりおすすめはしません。
これは普段いつも乗っているバスと同じタイプで、ガチで座った姿勢のままで寝るようになります。
自分も一度スタンダードタイプの夜行バスに乗ったことがありますがちょっと辛かったですね。
座席は倒せないため座った状態で寝るしかないのですが、なかなか寝付けず首も腰も痛くなります。
すぐ隣には知らない人が座っているため寝返りどころか身動きするのも気を使います。
あまり休めず翌朝到着したときには全身がバキバキになってました。
4列ゆったりは同じように4列ですが座席の空間が大きめにとられていて、足を伸ばしたり座席を倒したりができます。
新幹線の座席と似たような感じだと思っていただけたらいいと思います。
値段の順は安い方から順に、4列スタンダード<4列ゆったり<3列独立になります。
個人的におすすめの席タイプは3列独立ですが、他と比べると1000~2000円くらいは高くなってします。
どこでも寝られるという自信がありかつもっと安い方がいいというなら4列ゆったりから試してみることをおすすめします。
また、座席の場所を選べるバス会社もあるのでその場合は出来るだけ周囲に人がいない席を選ぶようにしましょうね。
どの座席タイプを選ぶかは優先度(体力、寝心地、安さetc)によるでしょうが、体に合ったタイプの夜行バスならば十分休めると思いますし、なにより値段が安くて早朝に到着する利点が大きいです。
行きは早朝に着ける夜行バスで、帰りはその日のうちに帰れる新幹線という風に使い分けることもあります。
新幹線は宿泊とのセットプランで
新幹線は普通は値段が上下することはなく一定です。
以前は新幹線の乗車料金が割引になる回数券もあったのですが、現在はネット予約サービスの普及などから回数券の販売は廃止となってしまいました。
なので少しでも安く新幹線に乗るのならばホテルとセットになっているセットプランを選ぶ方法です。
ホテルと新幹線のセットはそれぞれ単体で予約するよりも安くなります。
例えばこちらは「日本旅行」の東京ー広島間の一例ですが、新幹線が片道18,380円(自由席)なのに対してJR往復+ホテルのセットプランが3万以下という破格の値段になります。
また、検索サイトによっては値段がかなり違うこともあるのでこちらも十分比べてから検討してください。
2泊3日のオタク遠征で新幹線往復+宿泊先とのセットプランで、同じホテル、同じ日程で2万近く違うこともありました。
お得に遠征するためにもいくつかの検索サイトで比べてみることが重要です。
あとは希望するホテルではなくセットプランに入っている指定の宿泊先からしか選べないのが唯一の難点でしょうか。
とはいえ新幹線は値引きはほとんどないため、少しでも安く新幹線に乗るならば、セットプランがおすすめです。
青春18きっぷ
新幹線には乗れませんが、JR全線に1券で5回(人)まで乗り放題なので在来線でもいい場合は選択肢に入ります。
青春18とありますが特に年齢制限などはなく、学校が休みになる春季・夏季・冬季に販売されており、期間内であれば利用することができます。
値段は12,050円で、貧乏学生だった頃はこれで東京まで電車を乗り継いで行ったこともあります。
みどりの窓口や各旅行会社で購入することができます。
飛行機は早期予約やLCCの格安航空で
ANA・JALは早期予約がベスト
飛行機はLCC(格安航空)の利用や早期予約がおすすめです。
ANAやJALなど大手は総じて高いイメージですが、早割を利用することで安く飛行機に乗ることができます。
↑の写真のように、広島-東京間が12,000円台という意外にも新幹線より安い値段に驚かれるのではないでしょうか。
例えば、搭乗日の21、28、45、55、75日前までに予約するとANAではスーパーバリュー、JALだと特割や先得という名前の早割になります。
↑の写真だと1か月前の予約なのでスーパーバリュー28や特割28が適用された値段になるわけです。(全国旅行支援も含む)
↓こちらはANAの予約サイトで約2か月前予約。つまりはスーパーバリュー55が適用された値段になります。
ちなみにフレックスが通常料金になります。
座席が空いていたら当日の予約も可能ですが、広島-東京間:37,270円…まぁ普通に高い。
また、難点は早期予約だと後からの予約変更が困難なことです。(変更できない&キャンセル料が高い)
予定が不安定なときは早割はリスクが高いと言えます。
しかしながら早期に予約するだけでこれだけ安く飛行機に乗れるのですから、予定が確定しているならその分だけ早期の予約がおすすめです。
早い予約ほど安くなるので!
LCCのデメリットを知って活用しよう
LCCはPeachやスカイマーク、Jetstarなどあります。
(Spring Japanは成田―広島ー佐賀ー札幌に限りますが6000円台から乗れる航空会社です)
ANAやJALなどの半額以下で行けたりしますし、安く飛行機に乗るのならばまず選択肢に上がります。
サービスは有料のオプションになるため、荷物の預け入れも有料になります。
なのでLCCを利用する場合はキャリーバッグなどは機内持ち込みサイズがおすすめ。
LCCの便はANAやJALほど多いわけではないため、最寄りの空港から目的地までの便があるかどうかにもよりますが、LCCがあるならば積極的に利用していきましょう。
ただ、空港が近くにあるかどうかという点も重要だと思います。
空港に行くまでに別の交通費が多くかかってしまうと本末転倒になります。
天候の影響も受けやすいので、台風シーズンや降雪地域に行く場合には前日に移動するなどの注意も必要です。
しかしながら移動時間自体は一番早いですし、LCCや早割を利用することで出費をかなり抑えることができるのは間違いありません。
夜行バスは体が辛いという人にも飛行機は向いていると思います。
航空会社はLCCや大手航空会社が多くあり、最寄りの空港にLCCがあるかなど一社ずつ見ていくのは面倒ですし、比較するにも効率が悪いですよね。
航空会社の比較サイトがあるのでこちらで確認してみてください。
飛行機で安く行く方法についてはこちらでも詳細をまとめていますので参考にしてみてください。
現地の移動はバスや地下鉄など一日乗車券を活用
現地でのホテルや会場への移動、観光地を回るときに1日乗車券を活用するのもおすすめです。
京都や大阪、東京、名古屋や福岡などいわゆる観光地にもなっている場所ならバスや地下鉄などに乗り放題になる1日乗車券がある場合があります。
とはいえ、実際にお得になるかどうかは自身のスケジュールを考えて購入してください。
1日乗車券を買ったはいいものの、利用する回数が少なくて元が取れないと意味がないですからね。
移動が多いときは1日乗車券の利用を検討してみてください。
まとめ
オタクの遠征旅行に安く行くための節約の方法7つについてまとめてみました。
- 宿泊先は早期に予約
- ホテルは予約サイトを比較して決める
- 宿泊先は料金やアクセスなど優先度で選ぶ
- 安く行くなら高速(夜行)バス
- 新幹線は宿泊とのセットプランで
- 飛行機は早期予約やLCCの格安航空で
- 現地の移動はバスや地下鉄など一日乗車券を活用
結論としては自分に合ったコスパの良い方法を探そう!です。
コスパが良い方法=一番安い方法ではなく、自分の中の優先順位に沿った安さと快適さと移動の早さに折り合いをつけた方法を探すことが重要です。
自分にとっての譲れない点や妥協できる点を考えて宿泊先や交通手段を考えてみてくださいね。
そしてどの宿泊先や交通手段を選ぶとしても、早期の予約が節約する上で重要になるのは変わりません。
早期に予約し、できるだけ遠征の費用を抑えてオタクライフをエンジョイしましょう!
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