オタク趣味を楽しみたいけれど、グッズや課金アイテム、イベントチケットなど欲しいものがどんどん増えていくのがオタクというものです。
なんだかんだとお金はかかってしまいますが、趣味にかけられるお金は有限。
限られた予算内でオタ活しながら生活していかなければならないため、貯金を増やすことは難しい課題です。
この記事では、オタク趣味を楽しみながらお金を節約する方法について紹介していきます。
オタク趣味を諦めることなく楽しみながらもお金を節約するための具体的な方法を知って、さらに充実したオタクライフが過ごせるようぜひ参考にしてみてください。
オタクは節約する前にオタ活にいくらかかるか計算しよう!
推し活・オタ活は様々なジャンルや推し方が出来るように多様化してきました。
アニメやゲームや漫画、歌手やアイドル、舞台やミュージカルなど様々で、趣味は心の栄養と言ってもいいでしょう。オタク趣味だといっても貴賤はありません。
なによりも「好きだから」、「楽しむこと」が趣味の大前提だと思います。
とはいえコミックやグッズの購入、舞台オタクなら観劇チケットなどライブやイベントへの参加費用、またはアニメやゲームを楽しむための機材やソフトの購入費用などかかる費用は高額になりがちです。
自分の場合だと、グッズの購入、イベント遠征、チケット購入、同人誌の購入等々×複数回で1か月で12万が飛んだことがあります。
グッズだけで5万/月のときはさすがに控えようと思いました…。
SNSなど見るとオタクはたくさんお金を使っているので貯金が多く充実していると思われるかもしれません。
しかし実際は、貯金が多い人はそこまでではなく、他の趣味にお金をかけていないだけだったり手を付けたら駄目な資金を使って散財している人も多くいます。
具体的に言うと食費を削ったりとか。
新しく服など他に買う物を無かったことにしたり、マッサージや美容院に行く予定を消したりもしますね。(実体験)
ガチャで〇万円爆死した時などは給料日までモヤシ生活を経験された人もいるんじゃないでしょうか。
しかしながら、生活費を削って推し活をしているといつか心身に無理が出ます。
かく言う自分も食事の品数を減らしたり冷食などで過ごしたときもありましたが、栄養不足から季節の変わり目ごとに体調を崩して風邪を引き、逆に薬代や医療費が高くつくようになってしまいました。
このように怪我や病気で治療費がかかったり、その間の収入が途絶えてしまったりだとか、冠婚葬祭などで緊急に何かが入用になったときにも貯金がないのもかなり不安になることでしょう。
2021~2022年の女性の平均年収は20代が319万、30代は377万、40代は400万になるそうです。
そして金融庁の調査による単身世帯の金融資産保有額、つまりは一人暮らしの貯金や資産額はというと、中央値が約100万ほどになります。(オタクの貯金額に即しているかは不明)
家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和4年調査結果|知るぽると (shiruporuto.jp)
収入は人それぞれで違いますし、オタ活にかける比率や費用もまた違ってくると思います。
オタク趣味を楽しみながらもできるだけ節約して貯金をしていく方法について紹介していきます。
オタクの節約術8選
貯金をするにはオタ活をしながら出費を抑えて「節約」していく必要があります。
では具体的な節約方法は大きく分けると以下になります。
- 節約
1.支出を把握して無駄なものは買わない
2.1か月に使える予算を先に決めておく
3.必要なグッズ・品か考えて購入する
4.自炊をするなど生活費を節約する
5.遠征費用を抑える
6.サブスクやレンタルの活用
7.格安スマホを利用する
8.クレジットカードやポイントカードを活用する
それでは一つずつ詳しく解説していきます。
支出を把握して無駄なものは買わない
まずは出費の内容を把握することが重要です。
ムダな支出を減らす方法は、オタクの趣味を持つ方に限らず、誰でも実践できる節約の基本中の基本ですね。
クレジットカードの明細を見て想定以上の額に驚いたことが何度もある人は特に注意してください。
支出を把握するには家計簿をつけると分かりやすいです。
100均で買える家計簿をつけるのもありですが、いつでも使えて手軽なスマホの家計簿アプリもあります。
「マネーフォワード」はカードや銀行口座と連携して、通販などの収支も自動で記録できるのでグッズなどの購入も分かりやすく、また日々の収支もレシートを撮影するだけで金額の入力をしてくれて便利です。
支出は家賃やスマホ代などの固定費、食費や日用品、車のガソリン代や定期券、交際費や娯楽費用などなどあります。
しかしながら支出を減らすと言ってもそれらの出費の額を細かく決めてしまうとプレッシャーになりますし、収支の計算などで疲れてしまって継続が難しくなってしまいます。
まずは大きく3~4つに分けるくらいから初めてみるといいでしょう。
1か月に使える予算を先に決めておく
これは財布にお金があればあるだけ使ってしまう人にも合った方法です。
予算は「食費」「日用品」「ガソリン代などその他雑費」「推し活用」など、これはそれぞれの分け方で大丈夫です。
逆にあまり細かい項目に分けすぎると大変になるのである程度まとめてしまっていいと思います。
なんなら後述↓にあるように「基本生活費」「娯楽費」「貯金・予備費」などでもOK。
慣れてきたら家賃などの固定費と食費などを分けてみてもいいでしょう。
収支を記録するのが面倒な場合でもあらかじめ使える予算を先に決めておくと使いすぎを防げますし、ファイルや100均で買える月謝袋などに項目ごとに分けて入れておくとうっかり使ってしまうこともなくなります。
また、なんのための貯金をするのかという目的を定めるのも効果的です。
例えば「○○のイベント費用に△月までに××万節約して貯める!」とか、
最初は自分が1か月間にどんな用途でどれくらいの金額を使っているか把握するところから始めていくといいでしょう。
実は自分もこの方法を実践しています。
細かい収支を書くのは早々に挫折したため、このどんぶり勘定の節約方法に落ち着きました。
そして支出割合は「6:2:2」の割合が黄金比と言われています。
- 基本生活費
- 娯楽費
- 貯金
この割合で貯金をすると年収の約2割が貯まる計算になります。
〇基本生活費(6割)
・住居費
・光熱水道費
・食費
・通信費
・交通費
・保険料
・生活用品費
〇娯楽費(2割)
・交際費
・教養・娯楽費
・被服・美容費
・推し活費
〇貯金(2割)
・最低限貯めたい金額
・冠婚葬祭や医療費など急な出費に対する予備費
基本生活費は無くすことはできない必須の項目です。
そしてオタクが散財しがち&貯金ができない場合の原因は、推し活費に比重を傾けすぎて他の娯楽費を圧迫するだけでなく、基本生活費や貯金の割合にまで侵食するからです。
推し活のために費用をぶち込むのは仕方ないというか…オタクにとってはこれもこれである種の必須項目ではあります。
しかしながらただ消費して貯金ができないと困るのも事実。
なので貯金をするためには少しずつでも基本生活費を節約していくことを目標にしましょう。
そして娯楽費も自身の収入に見合った額に収まるよう自制してオタ活していく必要があります。
必要なグッズ・品か考えて購入する
推しのグッズは手に入れたいのがオタクの性です。
しかしそのグッズはどうしても欲しくて必要なものかどうかを一度考えてみてください。
既存イラストの使い回しのグッズなどは購入優先度を下げることも必要です。
コンテンツによっては既存のイラストをプリントしたグッズをたくさん出すこともあり、すべてを追っていては出費がかさんでしまいます。
また、ソシャゲのガチャやトレーディングなどランダム性が高いものを「当たるまで回す」とこれまた出費が大変なことになります。
推しが来るまで無料石を貯めて回すようにしたり、限度額をあらかじめ決めておいて使うようにすると使いすぎを抑えられます。
信頼できるかが重要ですがSNSなどで交換や譲渡を探したり、中古ショップで購入する方が逆に安くなる場合もあるので検討してみてください。
できる限り普段の散財は控えて、グッズを普段はあまり出さないジャンルや推しの今後の供給に関わるようなとき(推しのグッズ化やガチャの高レア等)にこそお金をかけたいものです。
「推しのグッズなど出たものぜんぶ欲しい」「同じものを無限回収したい」「保存用観賞用布教用予備で複数購入する」「推しや公式に貢ぎたい」こういった気持ちも分かりますが、基本生活費や貯金を圧迫しないよう娯楽費の範囲内で納めるよう頑張りましょう。
自炊をするなど生活費を節約する
基本生活費のなかで家賃などの固定費を除いて節約しやすいのが食費や光熱費などになります。
特に食費は自炊をメインにする節約しやすいです。
今すぐ始められる食費の節約方法はこちら。
- まとめ買いをする
- 冷蔵庫の中身を把握して重複買いを避ける
- 買い物リストを作ってから買い物に行く
- コンビニや外食はできるだけ避ける
- 作り置きをする
- キャッシュレスで買い物をする
1.買い物に行くとついつい必要なもの以外も買い込んでしまうので買い物はできるだけまとめ買いをするようにしましょう。
あと空腹時の買い物も避けた方がいいです。お腹が空いてると余計なものを買い足してしまいます。(実体験)
2.買い物に行く際にも冷蔵庫の中身を確認して同じものを買わずに済むようにしておくといいです。
分かりやすい方法として冷蔵庫に何があるかをメモに書いて扉に貼っておくと重複や買い忘れが減りますよ。
3.なんなら1週間くらいの食事の献立をある程度決めてからそれに合わせて買い物をするのもおすすめです。
4.コンビニとスーパーでの値段の違いに驚いたことはないですか?ジュースが倍額違うこともありますし、できるだけコンビニで買い物をするのは避けた方が良いです。
5.一人暮らしだと野菜など食材はカットしたもの(割高)を買うことが多いのですが、時間のあるときにはカットしていない野菜を買って常備菜をストックしておくとだいぶ違います。
6.キャッシュレスで買い物をおすすめするのは後述にもあるポイントを貯めるためですね。
ただまぁ自炊が面倒な場合は栄養バランスのいい弁当やサプリなどもありかなと思ったりもします。(毎回はあれですが)
特に料理が苦手だったり生活が不規則だとなかなか時間をとって料理するのが難しいこともありますよね。
たまには自分が作ったもの以外が食べたい。
でも外食やコンビニ弁当は高くなるし栄養バランスが気になる。
そんなときには宅配弁当もありです。
自分は夜勤で生活が不規則になりがちですし、夜勤明けの眠さと疲れから「なぜ自分でご飯を作らないと食べられないんだろう??」という心境になることもしばしば。
弁当を買いに行くのも面倒で家にあるカップ麺やシリアルを食べて終わることもありました。
栄養と健康的にはだいぶ限界飯ですね。
なのであらかじめ冷凍弁当を購入しておいたり、この日は宅配弁当を注文という風にしておけば作る手間も買い物や外食に行く時間も必要なくなります。
素晴らしい。
値段は自炊よりは高くなってしまいますが外食よりは安くできますし栄養バランスの良い弁当を食べられるのでおすすめ。
節約をするといっても食事内容はできるだけ削らないようにしていきましょうね。
栄養は削ったら削っただけ後に響いてきます。
節約だと言ってカップ麺と卵かけご飯と焼きそばと冷食のローテーションをして栄養失調と診断された人もいます。
例え必要なカロリーを摂取していてもビタミンなど必要な栄養素が不足していたら栄養失調なんですよね…。
髪や肌がぱさぱさになったり爪が剥けたり、太りやすい体質にもなりますし、体調を崩しやすくもなります。
それらのリカバリーのために逆に時間も費用もかかってしまいます。
食事は栄養バランスに注意して節約をしていきましょう。
栄養価の高い宅配食はこんなのもあります↓
弁当だと思うと味気ないかもですが、自分で作らない=推しが頑張って作り置きしてくれたご飯と解釈するとかなりポジティブになれます。
和食ばかりのThe健康食みたいなのも歌仙が作ってそうだとか、オシャンなスープは光忠が得意そう。
材料費とか手間賃だすからいっぱい作って…。
遠征費用を抑える
ライブや観劇などリアルでのイベントに行くための遠征は交通費や宿泊費などかなりお金がかかってしまいます。
夜行バスを利用したり、宿泊先とのセットプランを選んだりすることで移動手段と宿泊先とを単体で予約するよりずっと安くすることができます。
遠征費用を安くする方法をこちらでまとめているので参考にしてみてください。
高価になりがちな飛行機でもLCCを利用したり早割で予約することで新幹線より安くすることもできます。
安く乗れる方法はこちらでもまとめているので参考にしてみてください。
サブスクやレンタルの活用
オタ活でよく利用されるのが電子書籍や音楽配信サイト、動画配信サイトなどのサブスクリプション(サブスク)です。
現地に行けない場合にあって良かったとなるのがライブ配信。ただし「独占配信」となるとなかなか面倒な単語です。
そこでしか見れないという特別感はありますが、これが複数のジャンルにハマっていると配信サイトも複数登録する羽目になってしまいます。
主に使用する配信サイトを決めておくか、視聴しない場合はすぐに解約するなど余分に月額料金を払わないように注意しましょう。
月額500円でも1年で6,000円です。積み重なるとなかなか馬鹿にできません。
そしてこんなものもレンタルできるんだ!?となったのが旅行用品や双眼鏡などの遠征御用達アイテムのレンタルです。
気に入ったものがあればそのまま購入もできるそうなので、双眼鏡や単眼鏡をまず試してから購入したいという人におすすめ。
ビクセンやケンコー、ニコンなど有名どころの防振双眼鏡が4000円くらいからレンタルできます。
舞台オタクにとっては双眼鏡はほぼ必須アイテムと言ってもいいのですが、良い双眼鏡はもちろんお高い。(モノによっては10万以上)
倍率だけではなく舞台上はやや暗いため明るさはどうか、見え方の広さはどうか、手振れが気になる場合は防振双眼鏡など選択肢は幅広いです。
それらを一つずつ買って試すわけにもいかないですし、安い買い物ではないため一度買ったら壊れるなどよほどのことが無い限りは買い替えはないでしょう。
なので一度レンタルで試してみると後悔なく買い物ができます。
ファッションに関してもレンタルやサブスクが利用できます。
普段着ならしまむらやユニクロなどコスパの良い服を購入できますが、困るのがイベントなどで着ていく勝負服。
もちろん自前で購入するのも良いですが、高くて良いものを買ったとしても普段着にするには綺麗すぎたり派手すぎたりで年に数回着るかどうか。
しかもイベントのたびにその一張羅ばかりというのも味気ないですし、「また同じ服着てる」なんて思われたくはないですよね。
中古で探すのも良いですが、そんなときにはファッションレンタルを利用するのもありです。
なんなら勝負服以外にも普段着用のお洒落なコーデをレンタルして、気に入ったものがあればそのまま購入ということもできます。
格安スマホを利用する
通信費の見直しや格安スマホの利用を検討することも重要です。
毎月の通信費はネット社会の現代では欠かせない出費です。
しかしながらスマホ代はできるだけ抑えたいのも本音。
auやドコモなど大手キャリアでは格安プランを打ち出していますが、ひょっとしたらまだまだ節約できる余地があるかもしれません。
通信費を安くする方法はこちら
- 通話料など基本プランを見直す
・不要な有料オプションがないか見直す
・通話は無料通話アプリを利用する - 大手キャリアから格安スマホへ乗り換える
- Wi-Fiを利用する
・基本プランを見直す。
複数の有料オプションを付けたままにしていないでしょうか?
頻回に利用するものならともかく、ほとんど使わないものは契約を終了させておきましょう。
一つ一つは数百円など大きな額ではないものの、それが複数でかつ毎月の出費となるなら月1000円以上は余分に支払っていることになります。
また、通話料も高くなる原因の一つなので、LINEなどメッセージアプリの通話を利用したり、頻回に通話を利用するならばかけ放題にするなどいっそ有料プランに入るのも手です。
逆に通話をほとんどしないかLINE通話で事足りるならかけ放題プランは不要になります。
・格安端末に変更する
iPhoneは人気のシリーズですが最新機種でなくとも1世代前でも十分なスペックがあります。
ソシャゲをするにはある程度のスペックが必要ですが、最新機種でないといけないものはありません。
また、androidでは不要な機能をそぎ落とした格安スマホも販売しています。
オタク的に気になるのは格安スマホでソシャゲができるかどうか、動画がきちんと見れるかどうか格安プランは大手各社出ましたが、例えば電話はあまり使わないなど利用する機能が少ないなら格安スマホで十分な場合があります。
通信費は基本生活費の一部ですが、だからこそ削れるものであれば削っていきましょう。
ぜひ検討してみてください。
・Wi-Fiを利用する
Wi-Fiに接続してスマホを利用することで、データ通信量をおさえられます。
クレジットカードやポイントカードを活用する
クレジットカードやポイントカードを利用してポイントを貯めることも有効です。
ポイントを貯めることで、オタクグッズやイベント参加費など、趣味にかかる費用を節約することができます。
例えばオタク御用達のアニメイトで買い物をしてカードにポイントを貯め、そのポイントで新たにグッズや漫画などを買うということができます。
また、今は電子マネーでの支払いができる店舗が増えてきました。
クレジットカード(クレカ)の方がまだ利用できる店舗は多いものの、電子マネーを利用することで付いてくるポイントも魅力です。
では電子マネーと、クレジットカードとどちらが良いか?と思われるかもしれませんが、これは利用できる店舗で電子マネーとクレカを使い分けがおすすめ。
更に電子マネーをクレジットカードでチャージすればポイントを二重にゲットすることができます。
クレジットカードや楽天カード、dカードのポイントはもちろんコンビニなどのポイントも大事です。
オタ活推し活で諦めがちになるのがファッションや美容にかける費用ではないでしょうか?
この費用をポイントで支払うこともできます。
ホットペッパー ビューティーはマッサージやヘアメイク、ネイルなど美容に関するサイトです。
登録は無料で利用できます。
クーポンを出している店舗が多いですし、ポイントを利用できるのも特徴ですね。
自分もローソンのポンタカードを利用して貯めたポイントでマッサージに行ったりしています。
オタクの節約術まとめ
将来を憂うことなくオタ活を楽しむためには、お金を節約し、貯金を増やすことが重要です。
この記事ではオタ活を楽しみながらお金を節約する方法を紹介しました。
無理なく節約するためには、財布の中身を確認し、ムダな支出を減らすことが大切です。
また、中古品やフリマアプリの活用、ポイントの利用などで、趣味に必要なものを安く手に入れることができます。
趣味に散財しがちなオタクでも節約できることを実感し、お金を貯めて、より充実したオタ活を送りましょう。
皆さんもぜひ、お金を節約して貯金を増やすことに挑戦してみてください!
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