ぴゅあくる刀剣男士の本公演、ぴゅあくる刀剣男士「Ghostella 1st Live Catch the Star☆」に行ってきました!
テイスティング公演から追いかけてきた身としては、今回の本公演がどんなふうに仕上がっているのか楽しみでもあり、少しドキドキもしていました。
結論から言うと――めっちゃ良かった。
前作のテイスティング公演を観たときにあった手探り感が一気に解消されていて、3Dライブとしての完成度が大幅に上がっていました。
正直、ここまで一気に完成度を上げてくるとは思わず、「よくぞここまで」と序盤から胸が熱くなりっぱなしでした。
さらに今回は、稲葉江と富田江が初参加。
この2振りが入ることで、単純に人数が増えたという以上に、ぴゅあくる本丸に“年長組の空気”が生まれたような落ち着きと厚み が出て、全体の雰囲気がぐっと締まりました。
今回の記事では
- 前作との違い(進化ポイント)
- セットリスト紹介
- キャラ感想
- 曲の感想や演出
- 物販の課題
- 今後のぴゅあくる本丸に期待したいこと
など、ライブそのものの感想を中心に、前作との違いについてもまとめています。
まだ観ていない人がライブの魅力をつかめるように、そして「配信で観てみようかな」と思ってもらえるように。
ライブ全体の熱気を、この記事を通して少しでも感じてもらえたら嬉しいです。
テイスティング公演からの進化ポイントまとめ
今回の本公演は、テイスティング公演で見えていた課題がしっかり改善されていて、「ここまで変わるんだ」と素直に驚かされる内容でした。前回を観ていた方なら、より進化を実感できると思います。ここでは、特に印象に残った進化ポイントをまとめて紹介します。
今回の本公演は、演出の厚み、キャラ同士の掛け合い、フォーメーションの立体感、声出しの誘導など、あらゆるところが本公演仕様にブラッシュアップされていた印象です。
立体感とフォーメーションが大幅に向上
テイスティング公演では、3Dの特性上どうしても平面的に見える場面があり、フォーメーションも比較的シンプルでした。
しかし今回は、キャラ同士が重なる立体的な動きが増え、奥行きのあるフォーメーションが多く取り入れられていました。
その結果、キャラクターが実際にそこに“立っている”ような実在感が増しています。
動きが複雑でも破綻がなかったのも本当にすごいところです。
キャラ同士の掛け合いが増えた
前作にも掛け合いはありましたが、今回はさらに自然で数も多く、本丸での過ごし方や関係性がより伝わる内容になっていました。
特に印象的だったのが、MCで豊前が語った「稲葉に焼肉を奢ってもらったエピソード」。
その話を篭手切・桑名も巻き込んで三振りで軽く再現してしまう流れは、ぴゅあくる本丸での空気感があってとても楽しかったです。(江が寸劇コントをやるのは刀ミュだけじゃなく江がやりがちな刀派性なのかとちょっと笑いました)
稲葉がセリフを真似されて照れる姿もかわいらしく、キャラクター同士の距離感や性格が一気に伝わってくる良いシーンでした。
声出し誘導が丁寧になり、初参加でも安心できるライブに

テイスティング公演では「声を出すタイミングが分かりづらい」という点がありましたが、今回はかなり改善されていました。
- 開演前に盛り上げ隊の“ぴゅあのすけ”と”くるのすけ”がライブについてや声出しの案内
- 曲前のMCで「このあと○○と言ってほしい」など具体的な練習あり
- アンコールでは「アンコールと声を出してね」と分かりやすく誘導
MCの時に立ったままか座って良いかなど最初に教えてもらって助かりました。
この丁寧さのおかげで、普段ライブに行き慣れていない方でも参加しやすく、会場全体が初めから盛り上がる雰囲気になっていましたね。
あと何よりも、ぴゅあのすけとくるのすけが可愛い!
ピュアで可愛い曲が好きなぴゅあのすけと、かっこよくてクールな曲が好きなくるのすけ。
かなりキャラ立ちしてるし、江のみんなの練習や舞台裏の様子をこれでもかと語ってくれるのでとてもありがたいし、千秋楽では感極まった様子もあって、Ghostellaが大好きなんだと分かって同担として微笑ましさと嬉しさが募る。
ひょっとして回替わりか裏手に中の人が待機してたりしましたか?
広報がヤバい
これはほんとに恐ろしいくらいに進化しました。
Ghostellaの男士たちがSNSに投稿していたり、Youtubeにショート動画を載せたりと、期待値を上げてライブへ向けたワクワクする気持ちを盛り上げていきました。
ショート動画でもメンバーの関係性を見せてくれたのもポイント高いです。
例えば五月雨と村雲のダンスショート動画(仲良し別ver)↓
ダンスというか、わんわんコンビがひたすら仲良く「何を見せられてるんだ?」となる仕様。
双璧に挟まれて限界オタクになってる篭手切はこちら↓
ニューピュアホールの3D演出と相性の良い座席構造

今回の会場「ニューピュアホール」は、横に広く、前方がフラット・後方が階段状の座席になっています。
階段席といっても高さは控えめで、ステージを極端な角度から見ることがないため、3Dの破綻が起こりにくい構造なのだと思います。
実際、後方寄りの端の席でもキャラクターの見え方に違和感はほとんどなく、3Dライブとして非常に観やすい会場だと感じました。
テイスティング公演のオールフラット席に比べると、視界の安定感は格段に向上しています。
その他:ペンライトの導入や他キャラの参加など
前回のテイスティング公演で自分が運営のアンケート出した要望は他にもあって、
- バングルは慣れないと手持ち無沙汰になりやすいためペンライトを希望
- 他のキャラも出してほしい
- 公演時間をもっと伸ばしてほしい
という感じでした。(他にも細々ありますが主に)
今回の本公演ではこれらもほぼすべて解消されており、要望を真摯に受け取ってくれたぴゅあくる運営に感謝です。(実は前回のブログ記事が見られたんじゃないかとちょっと怖かったのは秘密。実際は同じことを思ってアンケート送った人が大量にいたためと信じてます)
(人気過ぎて早期完売してしまいましたが)ペンライトを導入!
ペンライトをきれいだと言ってくれるMCもあり、綺麗な景色を見せられて嬉しくなりましたね。自分は触れませんでしたが。
稲葉江と富田江の参戦!
これは本当に、今だ他のメディアミックスでは登場していないだけに、ぴゅあくるだけのアドバンテージになると思います。
前回の50分くらいから大幅UPの公演時間120分!
ですがそれすらも物足りないと思ってしまうくらいの大満足な内容でした。
さらには衣装替えなどもあり、3Dライブの可能性を改めて感じさせてもらいました。
テイスティング公演の感想はこちら↓。ぜひ前回と今回の違いを比べてみてください。
ぴゅあくる刀剣男士のセットリスト一覧

新たに公開された新曲に加えて、前回披露されたテイスティング公演の曲もさらにブラッシュアップされています!
可愛い曲もカッコいい曲も増え、関係性のオタクも刺されるという全方位に火力が高い仕上がり。
特に今回は、声出しの参加タイミングが事前に分かりやすく示されるので、ライブに不慣れな人でもグダつかずに自然と声を上げていけるよう工夫されています。
また、3Dの立体感が増したことで、フォーメーションの迫力も曲ごとにしっかり伝わってきました。
MCでは江のみんなの仲の良さや本丸でのエピソードが分かるネタも豊富。
これが公式でいいんですか!?(公式です)と何度も自問自答を繰り返してしまいました。
| Ghostella | Ghostella(8振り) |
| Go&Go!!! | Ghostella |
| Roundabout | Ghostella |
| いろはにホッと! | 篭手切・桑名・村雲 |
| Precious | 五月雨・村雲 |
| ナミダカンカ | 稲葉・富田 |
| MC | 篭手切・稲葉・富田 |
| Shall We…? | 豊前・松井・五月雨 |
| No More | 篭手切・豊前・バックダンサー:他六振 |
| さめざめ | 桑名・松井 |
| 凛花繚乱 | 篭手切・豊前・桑名・松井・五月雨・村雲 |
| 光と__ | 稲葉・富田 |
| I Believe | Ghostella |
| 流れ星みたいな恋 | Ghostella |
| <アンコール曲> | |
| Go&Go!!! | Ghostella |
| Ghostella | Ghostella |
ぴゅあくるライブ感想まとめ

くり返しになりますが、今回のぴゅあくる刀剣男士の本公演は、テイスティング公演を経て「ここまで仕上がるのか」と感じるほど本当に完成度が高い内容でした。
3Dライブとしての技術的な進化はもちろん、キャラクター同士の掛け合いやステージ全体の空気づくりなど、細かい部分まで丁寧に作り込まれていた印象です。
まず目を引いたのは、ステージの立体感。
キャラクター同士が重なるフォーメーションが増えたことで、画面上に並んでいるだけではなく舞台の上で“そこにいる”感覚がぐっと増していました。
3D特有の破綻がほとんどなく、動きが多い場面でも自然に見えるのがすごかったです。
3Dライブというと「配信で観たときにどうなんだろう?」という不安がつきものですが、今回のように立体の崩れが少なくフォーメーションが美しく整理されていると、配信でも臨場感がかなり伝わりそうです。細かい動きや表情も見やすいので、現地と違った楽しみ方ができるはずです。
さらに今回は、MCや曲前のちょっとした掛け合いから、刀剣男士たちの距離感や関係性がしっかり伝わってきました。
本丸での日常の延長線上にライブがあるような、柔らかい温度感があって、観ていてとても心地よかったです。
声出しの誘導が丁寧だったことも、ライブ全体の盛り上がりに大きく影響していました。ライブに慣れていない方でも入りやすく、会場全体が一体になれる仕組みが整っていたのが印象的でした。
全体を通して、
「テイスティング公演を踏まえて丁寧にブラッシュアップされた本公演」
という言葉が一番しっくりきます。
ここからは、キャラクターごとの感想や演出、楽曲の魅力を順番に紹介していきます。
キャラ感想(稲葉江・富田江)
今回の本公演で特に印象が強かったのが、今回から新たに加わった 稲葉江と富田江 の2振りです。どちらも初参加とは思えないほどの存在感。
江はみんな個性のバーゲンセールのようなメンツばかりでしたが、その中にあってすらひと際輝く一刀星のアイドルでした。
稲葉江:綺麗で努力家で、意外ないじられキャラ
めちゃくちゃ綺麗な顔をしていると改めて気づきました。いや、格好いいとはずっと思っていたんですがね。
稲葉は髪をオールバックにしているからか、普段は精悍さが押し出されてるんだと思います。
今回の3Dでは輪郭や表情の繊細さがより引き立っていて、改めてパーツがとても綺麗で見惚れてしまいました。
「え…稲葉江ってこんな綺麗な刀だった…?」と慄く自分の後ろで富田が後方双璧面で腕組んで微笑んでそう。
ダンスも圧巻で、ずっと練習していたと語られていた通り、振付のキレや体幹の安定感がとても素晴らしかったです。
全体的に上手いメンバーが揃っている中でも、明らかにレベルが高い仕上がりでした。
そして努力家。
本丸でも夜な夜な練習して黒い影が蠢いていると怪談になっていたとMCで話されていて笑ってしまいました。
他にも体力作りに早朝マラソンをしに皇居(現代の天下)に行って、それだけでは足りずに箱根(マラソンランナーの天下と教えられて)にまで行ったり。
でもそんな努力していることを褒められたらそっぽを向いて照れていたり。
「天下」と言われたらほいほい乗ってしまう天然さも面白いやら可愛いやらで、色んな稲葉江の魅力が見れました。
富田江:王子様らしい華やかさと、天然さ
富田江は、とにかくステージ映えがすごい刀でした。
白を基調とした衣装、金髪の輝き、大きく揺れるマント——どれも3Dライブと相性が良く、動けば動くほど美しさが際立ちます。
特に驚いたのは、マントの布が大きく動いても破綻しなかったこと。
富田のマントは松井とも少し違ってかなり大きめで、時に腕に絡むくらいになびいていたんですがそれでも腕を貫通せず破綻もなくて感動しました。(視点がMMDerですみません)
3D技術の強化を強く実感できるポイントですね。
練習は時間通りにきっちり始めてきっちり終わらせると篭手切が言ってましたが、はたから見たらさほどの努力をせずスマートにこなせてる印象なのかもしれません。
ですが実際は稲葉の練習に一緒に行っていたり(稲葉は勝手についてきたという認識)、努力を努力と感じさせないタイプ。
豊前がリーダーで気のいい兄ちゃんなイメージなら、富田は保護者というよりは…やっぱり王子様でしょうか。
視野が広く視座も高い、メンバー全員をよく見て褒めて、為政者っぽさが感じられます。
若干ずれた感じが天然っぷりに拍車をかけて独特の浮世離れした雰囲気を醸し出しているんですね。
そんな王子様がなんでアイドルをやっているのかと思ったら、「稲葉がやってるから」と、「アイドルをやってるみんなに興味があるから」という感じ。
江のみんな大好きかよ可愛いな。
あと何よりも稲葉に対して若干拗らせたクソデカ感情を感じて自分はとても楽しいです。
富田の普段の三人称って「君」なんですけど、稲葉に対してだけ「お前」なんですよね。
そして稲葉も他は「お前」と呼ぶのに、富田にだけは「貴様」と呼ぶんです。
原作ゲームでは会話も少なく背景がいまだにはっきりしない今だけ見れる幻影を、逆に強固にしてもらってる感すらあって特大の感謝をしたい。
稲葉&富田のデュエット曲
今回から参戦なだけあって、稲葉江と富田江の二振りで歌うデュエット曲が2曲きました。
ここでしっかり見せ場が作られていたのが嬉しいポイントです。
視聴動画の上がっていた「光と_」、そしてタイトルがいまだによく分からない「ナミダカンカ」。
デュエット曲はどちらも、年長組ならではの落ち着きと色気がしっかりと伝わる、大人めの雰囲気が特徴的。
何よりも、二振りともびっくりするくらい歌が上手いイケボ。(語彙力の死)
いやほんとに、富田の品のある柔らかい声と稲葉の耳に心地いい低音がめちゃくちゃに合う。
デュエットを歌わせることを最初から想定してCVを選んだんですか?そんな訳がないですね。
ぶっちゃけ江のCVは全員がイケボの歌うまばかりなのがおかしいんだとは思います。
まさにアイドルをやるために生まれたと言っても過言ではないのかもしれない。刀剣男士だけども。
2振りとも表情管理が非常に丁寧で完璧。細かい感情のニュアンスが伝わってくることにも驚かされます。
互いに向ける視線の動かし方やわずかな表情の変化だけで雰囲気が変わるため、デュエット曲ならではの“静かな熱”がしっかりと表現されています。
あと個人的にどうしてくれようとなったのが「ナミダカンカ」でのマイクスタンドプレイ。
カッコいい。夜景をバックにしたジャズっぽさのあるおしゃれな曲でマイクスタンドを持って佇む二振りが絵になり過ぎてもはや怖い。
自分の喉から絞められたガチョウのうめき声が出てたのはこの二振りのせいだ。
なんなんでしょうね、この双璧は。
アニマルフォーム&『いろはにホッと!』
今回のライブで、良い意味で一番衝撃を受けたのがこの曲でした
始まりは本丸の日常を描いたほのぼの映像。
篭手切の洗濯風景、桑名の農作業、村雲の練習風景など、柔らかい空気が流れる“本丸のいつもの時間”が描かれていきます。
そんな日常の中で、3振りが眠ってしまうシーンが挟まれていたのですが——その直後に突然の アニマルフォームチェンジ。
いや、アニマルフォームってなんだ!!??
完全に不意を突かれました。叫ばなかったのが奇跡。
ケモ耳をつけて登場する姿は、とにかく可愛いの一言に尽きます。
村雲が犬、篭手切がうさぎ、桑名が熊というキャラ配置も解釈通りで、「そうなるよね」と納得しかありません。
特に桑名の熊は、包容力たっぷりで本人の柔らかい雰囲気ともよく合っていました。
江の可愛い担当。
そして3振りがクルッとターンすると尻尾がふわっと揺れて“ぴょこっ”と動く。
まさかの耳だけじゃなく尻尾まで!?
正直この時点で顔を押さえて天を仰いでました。何らかの癖にダイレクトアタックを喰らった気分でした。
そして、このフォームのまま披露されたのが 『いろはにホッと!』。
タイトル通り、ほっとするような優しい曲で、本丸の空気感をそのまま形にしたような温かい雰囲気があります。
内心はしばらく大荒れでしたが。癒される曲なのは間違いありません。
これまでになかった組み合わせの3振りで見せてくれる構成も新鮮で、かわいさと温かさがぎゅっと詰まった1曲。
「アニマルフォーム」という新しい演出を盛り込んでくれるのは、3Dライブならではの強みだと感じます。
この調子で他の男士のアニマルフォームチェンジも頼む。
全員曲になった『GO&GO!!!』
テイスティング公演でも披露された『GO&GO!!!』ですが、今回は大きくパワーアップしていました。
前回は篭手切・豊前・桑名・松井の4振りによるパフォーマンスでしたが、本公演では 8振り全員による曲 に進化しています。
人数が倍になったことで、まずフォーメーションの密度が大きく変わりました。
縦の動きや重なりを活かした振り付けが増えていて、奥行きを意識した立ち位置の変化がとても華やか。
全員で踊ると曲名通りの“勢い”がしっかり出ていて、ぴゅあくる刀剣男士の“江”としてのまとまりも生まれていたように感じました。
メインパートはおそらく前回とほとんど変わっておらず主に4振りが歌っていましたが、五月雨や村雲も、今回から加わった稲葉と富田も自然に溶け込んでいて、全員曲への馴染み方が綺麗だったのも印象的です。
『GO&GO!!!』はタイトルからして江の刀剣男士にぴったりですが、今回の全員バージョンでようやく「江」の代名詞となる一曲となったような感覚があります。
観客が一緒に行う振付もあり、曲に込められた明るさと勢いがそのままステージに反映されていて、見ていて元気になるパフォーマンスでした。
Shall We…?(豊前・松井・五月雨)
今回の公演で1番好きな曲かもしれないと思ったのが、豊前・松井・五月雨の3振りによる新曲「Shall We…?」。
カッコいい。ラップ調もあるアップテンポの曲です。こういう曲大好き。
ただ、「愛に溺れましょう」って言ってくる豊前がダメ。ホントにダメ。
視聴動画だと3人で歌ってたじゃん。ソロで言ってくるのはダメでしょうあれは。
振り付けはやや激しめで、テンポのある動きが多いのが特徴です。
松井は穏やかで上品な声質、五月雨は静かさを感じさせる雰囲気があるため、この3振りで攻めた曲調を見せてくれるのは意外性とギャップがすごい。
それぞれの持ち味を生かしつつも、普段とは違う一面が見えるのがとても新鮮です。
あってありがたかったのは、曲の前に行われた 声出しの練習。
「この曲はみんなの声が合わさって完成する曲なんだ」と松井が促し、実際にワンフレーズを歌いながら「この後に“HEY”と言ってほしい」と丁寧に教えてくれる流れがありました。
この声出しがあることで、観客としても参加する意識が自然と高まり、曲の勢いを一緒に作っていく感覚がありました。
本番でもタイミングが少しシビアだったため、練習がなかったら声出し自体が難しかったかもしれません。
この3振りの組み合わせは想定外でしたがダンス・歌・表情のバランスがとても良く、ステージとしての見応えも十分。
江のクール担当って感じでしょうか。
今後のライブでもこの並びの曲をもっと見てみたいと思える内容でした。
アンコール曲について
アンコールは今回のライブでも特に盛り上がったパートでした。
アイドルライブにアンコールはつきものと言えど、3Dライブでどうするのかと思っていたら盛り上げ隊が「アンコールって言ってね!」と教えてくれたおかげでスムーズに声を出すことができました。
ワクワクしながら待っていると、登場したメンバーはTシャツに衣装チェンジ!
それ!物販のやつですね!?
Tシャツで動きやすくなったみたいに、自由に踊ってファンサをくれるGhostellaのみんなに感謝とともに威力が高すぎて恐ろしさすら感じてきました。
アンコール曲でわちゃわちゃしたりはっちゃけた感じになるの、「確かにありそう」という実在性が凄い。
印象に残ったファンサのシーンもいくつかあります。
豊前と篭手切が並んで両腕を広げてハートを作り、その間から稲葉と富田が顔を覗かせるという可愛らしい瞬間もありました。
また、稲葉と桑名のハイタッチのように、普段あまり見ない組み合わせの交流が見られたのも面白いポイントです。
こうした“本丸の仲間同士が楽しんでいる空気”がダイレクトに伝わってくるので、とても嬉しく微笑ましさも感じる時間でした。
まぁ歌もダンスも顔面も火力が高いのは変わりないのですが。
披露されたのは、『GO&GO!!』と、今回のオープニング曲でもある『Ghostella』の2曲。
どちらもテンションの高い楽曲で、もっと言うならどちらも「江」や江のアイドルグループ名である「Ghostella」の名を冠した曲なので、もはや代表曲と言ってもいいアンコールにぴったりの選曲です。
Tシャツもキャラごとに着こなしが違って、特に五月雨のエ…セクシーさと、稲葉の袖まくりには思わず動揺しましたね。
男らしさと格好良さと遊び心が想定外の方向から刺された感。
そして何より、Tシャツ姿があまりに良すぎて、「これは物販のTシャツが欲しくなる…!」となりました。
実際に稲葉からTシャツを買えと販促されたMC回もあったとか。聞きたかった!
アンコール曲でこんなんをされるなら物販でTシャツの在庫をもっと増やすべきだったんでは!?
事後通販とかじゃなくパッションで買わせてほしかった。となったのが正直なところ。
次回はぜひもっと在庫を増やして買わせてほしい(ペンライトも!)
ぴゅあくるに改善してほしいポイント:物販問題

今回の本公演はパフォーマンス面での進化が素晴らしく、ライブそのものの満足度は非常に高いものでした。
正直に言っても「ここを直してほしい!」という点が見つからないくらいです。
ただ、その一方で「物販まわり」には改善してほしい点がいくつかありました。
テイスティング公演とは客入りの熱量も需要もまったく違ったため、予想を超える事態だったのかもしれません。
ここでは、特に気になったポイントを整理して紹介します。
ペンライト完売&バングルの限界
今回の物販で最も影響が大きかったのが ペンライトの早期完売 ではないかと思います。
テイスティング公演では物販が比較的落ち着いていたこともあり、「今回はそこまで混まないのでは?」と考えていた方も多かったのではと思います。
しかし本公演はその想定を大きく上回り、1日3公演あるうちの2公演目あたりで、ほとんどのグッズが完売状態 に。
特にペンライトは人気が高く、買えなかった人がかなり出たようです。
MCでもキャストがペンライトの光に触れる場面があっただけに、手に入らなかったのは残念でした。
そのため、代わりのように刀ミュなど他のペンライトを持参しようとする方もいらしたようです。
ただそれは、配信や円盤収録用のカメラが入ると他の会社のペンライトは権利の問題もあって映像として表に出せなくなる可能性もあるので公式から注意のSNSが流れるということもありました。
キンブレを購入したり100均のペンライトを持ち込む方法もありますが、「まず公式から買わせてくれ」というのは大前提なので、ぜひ次回は物販在庫を確保してもらいたいです。
自分もペンライトが変えなかった一人でしたが、テイスティング公演で販売されていたバングルを持参していたため最低限の光を確保できました。
ただやはり、バングルは光色が一色で、演出に合わせて振るには少し物足りません。
ライブ参加の満足度が上がった分、ペンライトの供給が追い付いていないのは課題として大きく感じました。
Tシャツを“勢いで買いたいのに買えない”問題
アンコールでTシャツ姿になる演出があったことから、「お揃いのTシャツが欲しい……!」と感じるファンは自然と多くなります。
しかし、こちらも話題になってから購入が加速したのか早々に完売してしまい、実際に現地で買えなかった人もいたと思います。というか買えなかったのが自分です。
「事前に買う」ことも「アンコールの勢いに任せて買う」こともできないのはやはり残念でした。
現地物販は“勢いで買える”ことが魅力のひとつでもあるので、次回はもう少し在庫に余裕があると嬉しいところです。
今後の期待:ぴゅあくる本丸はどう広がる?

今回の本公演は、テイスティング公演からの大きな進化が感じられる内容でした。
技術面・演出面・キャラクターの魅せ方など、どれを取っても前向きな驚きが多く、次の展開に期待が膨らむ仕上がりだったと思います。
ここでは、個人的に「今後ぜひ見てみたい」と思ったポイントをまとめました。
俱利伽羅江の参戦待機列はどこですか
今回の公演を観ていて特に感じたのは、短刀の実装がかなり現実的になってきたのでは? という期待です。
というのも、アニマルフォームの自然な動きや、布の揺れの再現度、細かなモーションの精度など、「身体が小さいキャラクターでも違和感なく表現できるのでは」と思わせる場面が多かったためです。
江の刀剣男士としては、まだ実装されていないのが 短刀の俱利伽羅江。
今回のライブの技術力を考えると、短刀ならではの軽さや俊敏さも十分再現できそうで、参戦の可能性がぐっと高まったように感じられました。
俱利伽羅江の性格と小柄な身体が3Dライブでどう表現されるのか、想像するだけで楽しみが広がります。
俱利伽羅江本刃はアイドル活動には消極的なのですが、そんな彼がGhostellaとどのように関わるのかを見ていきたいと思います。
次回公演で名前が挙がることを期待したいところです。
江以外の刀剣男士の参戦にも期待したい
ぴゅあくるは現状では「江」に特化した本丸ということもあり、グループとしてのまとまりがありますが、今回の公演の流れを見ていると 他の派生の刀剣男士が参加する未来 も十分ありえるように思えます。
たとえば、江の刀たちとの相性が良い刀剣男士や、3D映えするモーションを持つキャラクターなどは、ライブに新鮮さを加えてくれそうです。
人数が増えることでフォーメーションにもさらなる厚みが出ますし、全員曲の迫力も増すでしょう。
今回の公演で、本丸の日常を描いたムービーやユニット曲の幅が広がったことを考えると、
「ぴゅあくるの本丸に誰が遊びに来てもおかしくない」
という柔軟さが生まれてきているように感じました。
今後の展開次第では、新たな刀剣男士の参加によってライブの世界がさらに広がるはずです。
その可能性が十分に見える公演だったのも、今回の大きな収穫でした。
ゲスト参戦という形もいいですが、それぞれのグループとして出てほしいと思いますし、曲のストックが溜まったら合同ライブということもあったらいいなと想像してしまいます。
今後の展開が楽しみです。
まとめ:今回の公演で感じた“ぴゅあくるの未来”

今回のぴゅあくる刀剣男士の本公演は、テイスティング公演からの大きな進化を感じさせる内容でした。
技術的な3D表現の向上はもちろん、キャラクター同士の掛け合いや演出の温度感まで丁寧に作られており、観ている側としても自然と気持ちが乗っていくライブだったと思います。
新たに稲葉江と富田江が参加したことで、ぴゅあくる本丸としても、グループ「Ghostella」としても空気に深みが出ました。
年長組としての落ち着きや色気が加わり、全体に芯が通ったような印象があります。
さらに、アニマルフォームという新しい見せ方や、全員曲『GO&GO!!』の大幅な進化など、3Dだからこそできる表現が増えているのも嬉しいポイントです。
技術が向上していく中で、今後は短刀の実装や新しい刀剣男士の参加など、ライブの幅がもっと広がっていく可能性も感じられました。
もちろん、物販の在庫問題など課題もありますが、それだけ多くのファンが本公演を楽しみにしていた証拠でもあります。
次回以降は、より多くの人がライブ体験を満喫できる環境が整うことを期待したいです。
ぴゅあくる刀剣男士は、今回の本公演で確かな成長を見せてくれました。
この先どんなステージを見せてくれるのか、ますます楽しみになるライブでした。


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