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刀ミュ感想レポ! ~花影ゆれる砥水~

刀剣乱舞

2023年4月30日に幕が開いた、ミュージカル刀剣乱舞「花影ゆれる砥水」。

前作の江水に参戦した小竜景光のほか、今作ではへし切長谷部、一期一振、山姥切長義、大般若長光、鬼丸国綱が新たに出陣することになりました。

そうそうたる面子。

他の方の感想レポにワクワクしながら自分が実際に観劇した際にも感想をあげようと…思っていたのですが、残念なことに福岡公演が中止に…。

配信で観た初日公演と、東京凱旋公演についての感想を綴っていきたいと思います。(東京公演の追加レポあり)

公演情報についてはこちら

花影ゆれる砥水のあらすじと感想

花影ゆれる砥水は刀の価値や刀剣に振り回される人間、そして人間に振り回される刀剣を描いた物語だと思います。

1部感想

あらすじ感想

花影ゆれる砥水に出陣する刀剣男士はへし切長谷部、一期一振、大般若長光、小竜景光、鬼丸国綱、山姥切長義。

歴史上の人物は豊臣秀吉、本阿弥光徳、そしてカゲ。

予想でも少し考察しましたが、やはり「刀の価値」を定義した人間たちの話でもありました。

今作の中心となるのは一期一振です。

豊臣秀吉が小田原を降して天下をとり、本阿弥光徳がお抱え刀鑑定士として仕え、一期一振が見いだされてそれを秀吉自身の佩刀としようとした時代。

出陣した長谷部たちは襲撃された秀吉を守りますが、同時に歴史にはないはずの聚楽第の火事が発生。

救援に駆け付けた先に現れた正体不明の敵は自らを吉光の太刀と名乗り姿を消します。

粟田口吉光の唯一無二の太刀、ゆえに一期一振と名付けられたはず。

焔にまかれ焼け落ちた記憶に苛まれながらも正体不明の敵に相対した一期は意識を失ってしまいます。

秀吉の窮地を救った長谷部たちは秀吉の護衛や本阿弥光徳の弟子になることで歴史上の重要人物の傍近くに控えることになりました。

花影は刀剣男士そのものへの攻撃?

時間遡行軍は豊臣政権を長引かせようとしている、というよりは「刀剣男士」の存在を歪めさせようとしているように思いました。

映画「刀剣乱舞‐黎明‐」では2205年の審神者に連なる2012年の想いの持ち主からそれを奪うことで未来の審神者を産まれなくさせるという、歴史修正を目的としたものではなくそれを守ろうとする審神者への攻撃でしたが、今作でもそれが続いているように思いましたね。

今までは偉人・英雄たちに介入しての歴史を変えようとしていたのが、今作では歴史ではなく「刀剣男士」の存在を消す、あるいは歪めようとしているように思われました。

作中で本来の歴史にない火事が起こっていましたが、聚楽第(秀吉の政庁兼邸宅つまり住居となる城)で起こったものでした。
秀吉も慌てて「おねの御所の方じゃ!」と叫んでいましたし、光徳が大慌てで刀を回収して回っていました。
長谷部たちが語ったように秀吉らを狙ったというよりも秀吉の所有する多くの逸話のある刀…果ては秀吉の妻である高台院(ねね)の刀である三日月宗近、これらの刀が焼失してしまう可能性があった。

三日月宗近が焼けてしまったら、あの三日月と名付けられた由縁の美しいうちのけは消えてしまうでしょう。
他の焼けた刀のように記憶や何かしらが抜け落ちた、今とは違う三日月宗近になってしまうのでしょう。

それはとても恐ろしいことだと思います。

また、刀剣乱舞の世界では三日月宗近がかなりのキーパーソンとなってしまっているのですが(刀ステも刀ミュでもゲームでも)、それらも破綻してしまう可能性すらあります。

幸い鎮火され刀も本阿弥光徳が守ったおかげで無事でしたが、色々な攻撃もあるのだろうと怖くなりますね

刀剣男士が守るのは歴史だけか?

意識が戻った一期一振は秀吉に気に入られ、話し相手として傍にあれと請われます。

元の主に請われる気持ちは一体どんなものなのでしょうね。

一期に対して人好きのする人たらしの一面を見せる秀吉ですが、光徳など他の人間たちには天下人として恐ろしく、厳しい一面を見せます。
…というよりは一期や身内以外には内面を見せていないようにも見えますね。

秀吉に呼び出された本阿弥光徳が目にしたのは一期一振とまったく同じもう一振りの刀。

贋作や写しではなく、どちらもが吉光の太刀。どちらかが影打ちの刀であると見抜く本阿弥光徳。

光徳は秀吉から真打ちを見極め、秀吉の身の丈に合うよう磨り上げるよう命じられます。

お刀様と呼び、焔に焼かれそうになったときには自身の命を投げ打ってまで刀を守ろうとした本阿弥光徳は一期一振を磨り上げることを躊躇し葛藤します。

一方で、一期一振と相対し、自らを吉光の太刀だと名乗ったカゲはこの影打ちではないかと推測する長谷部たち。
本阿弥光徳が真打ちを選べば存在がおぼろげなカゲは消えるだろうと考えられていました。

しかし光徳が見極めて選び、秀吉に渡した刀は一期一振ではなく「カゲ」だったのです。

そして秀吉の傍に仕えていた一期一振も自分たちの知る一期一振ではなく「カゲ」へと入れ替わっていました。

入れ替わったことに気付いているのは刀剣男士たちだけ。だいぶホラーですね。

歴史を守るための刀剣男士は自身の存在を守るための行動をとることができないのかなと思ったのですが、ひょっとしたらそれが歴史へ大きな影響を与えかねないということも知っているからでしょうか。

本阿弥光徳は一期一振を磨り上げたくないと一期一振と同時に作られた影打ち「カゲ」を本物の一期一振だと言ってしまいました。
そのことから長谷部たちの知る一期一振がカゲに取って代わられてしまいます。
もしその「一期一振」は真打ちではないカゲだと公に言ってしまったなら、豊臣秀吉に嘘を言ってしまった本阿弥光徳は処刑になりかねないと思います。
そうでなくても本阿弥家は秀吉お抱えの刀鑑定士ではなくなるでしょう。
そうすれば本阿弥家に見極められた刀たちは存在すら危うくなります。
もちろん他の鑑定士によって見極められる可能性はあるでしょう。
でもそれができなかったら?

本阿弥家以上の刀鑑定士がいるのかは寡聞にして存在を知らないのですが…もしも、光徳自身も見極められるのは自分だけだと豪語しているように後釜になった鑑定士が本阿弥光徳のように見極めができなかったとしたら?

例えば、銘がなく本阿弥家に見極められて初めて後世に残る「江」となったものたちは存在すら出来なくなるでしょう。

そして秀吉がケチが付いてしまった一期一振を自身の佩刀にしなかったとしたら、「豊臣秀吉の佩刀として磨り上げられ豊臣の終焉と共に大阪城で焼けた物語をもつ一期一振」は存在しなくなります。

その影響を考えたから、秀吉がもつ影打ちの刀をそれは真打ではないと言い出すことは出来なかったのかなと思いました。

自分は歴史物によくあるバタフライエフェクト~…って頭抱えてましたよ。

成り代わり?浸食系ホラー?

カゲが一期一振になっていても確かに歴史通りに時間がすすむ中では、どう転ぶか分からない一石を投じることができないんですよね。

小竜が本阿弥光徳へこっそりと耳打ちしたように、取り替えたことを仄めかして自らの行動を促すことが歴史に影響を与えないギリギリの線だと悩んだ結果なのかなと。

花影は大きな問題も歴史に関わる山場もあまりない穏やかに進む物語だと思いますが、「仲間が見知らぬ他人に成り代わる」という事件が起こっているのに淡々と進むのが逆に怖いんですよね。

じわじわ浸食するクトゥルフ神話系のホラーかな??

表立って糾弾もできない。
仲間以外はその存在を認めている。
見知らぬ他人は仲間と同じように功績をあげているから排除も出来ない。
だいぶホラーですね。

カゲは豊臣秀吉を守っていました。それこそ大般若が言うように「まるで刀剣男士のよう」に。
長谷部は「主に励起されていない刀剣男士などいない」と言いますが『歴史を守る存在が刀剣男士』だとするなら確かにカゲが一期一振でも問題はなくなってしまうんですよね。

仲間の心情以外は。

天正15年に時間遡行してから3年以上を秀吉と光徳を守っていました。

穏やかだからこそどうにもできない雁字搦めの中で何年も過ごしていたのを思うと隊長である長谷部の煮詰まり具合もわかります。
いっぱい食べて休んでほしい。

そして長義もまた葛藤し続けていたのだと思います。

聚楽第で火事が起こった際に、刀剣が歴史と違い焼かれて刀剣男士になれなくなったとしてもそのときにいる刀たちが歴史を守ると嘯いたのは長義でしたが、その場にいる一期一振となった「カゲ」ではなく自分たちが知っている一期一振を選んでいるんですよね。

刀剣男士としての本能は歴史を守ること。しかしながら歴史をただ機械的に守るだけの存在にはなれないということでもあるのでしょう。

長義と長谷部の殴り合い…いや、南北朝ヤンキーコミュニケーション…いや、鬱憤晴らし…えーと、手合わせという名のボディコミュニケーションの末に吹っ切れた長谷部が一期一振へと語りかけ状況を打破する一手になります。

一期一振自身が自己というものに乏しいせいで、自分でなくともよいのでは?となってしまったこともカゲに成り代わられてそのまま引きこもってしまった要因の一つでしょう。
刀剣男士の一期一振を一期一振と認めるへし切長谷部の一喝も響いたのであればいいなと思います。

一期一振とは

一期一振という刀は刀工:粟田口吉光が作った唯一の太刀。生涯に一振りしか作らなかったゆえに「一期一振」と名付けられた刀です。

豊臣秀吉はそれを自分の背丈に合わせて磨り上げ佩刀にし、そして徳川に滅ぼされた豊臣の終わりに大阪城と共に焼けてしまいました。

再刃され、現代では明治天皇へと献上されて、鶴丸国永、鶯丸、平野藤四郎とともに天皇御物となった刀です。

刀剣乱舞では焼けた刀は記憶などが一部欠けているのも特徴ですね。

一期一振は豊臣秀吉のことをあまり覚えていないようでした。
焼ける前の出来事ですしね。

それでもゲームでは物腰穏やかな割に派手好きだったり刀集めに思うところがあったりと「前の主の影響ですな」ということが随所にみられています。

また唯一の太刀だからか、粟田口の短刀や脇差の刀たちを弟と呼んで可愛がっています。

冒頭でも鬼丸から一期に江のすていじについて「お前は?」どう思うかと尋ねられたのに「弟が楽しんでいた」「弟たちと一緒に楽しんだ」

そんな風に「弟」が主体になっていました。

自身を主語にしない一期に鬼丸はなんとなく気にしてる風に見えましたね。

小竜や大般若からも「あんた自身はどうなんだ?」と言われるくらい自分がない。

窮地を救った秀吉に手を握られ、そばにいてくれと請われる一期。

自分自身の手を見てジッとしているところを「嬉しいときは喜んでいいんだよ」と声をかける大般若に対しそれでもなお一期はキョトンとした顔で、ゲームの台詞を思い出しましたね。

一期「自分がどんな顔をしているか分からんのです」

ああ、こういうことか…と思いました。

ゲームでもよく聞いた台詞が初めて腑に落ちたというか。

一期は自分の感情が分からないんでしょうなぁ…。

大阪城で焼けて記憶が無くなったということは一期には「自分」というものが欠けているんだなと感じました。

最序盤で鬼丸と一期の会話で一期はひたすらに「弟」が主体。

粟田口吉光の唯一の太刀で

粟田口の弟たちの長兄で

豊臣秀吉に磨りあげられてまで求められた刀

他者からみた「自分」しか残ってない。

そんな一期一振であったから自分という確固とした個をもつことができずに「カゲ」に成り代わってその後も迷い続けてしまったのだなと思いました。

歴史を守るのが刀剣男士

そして豊臣政権に影が出始めます。
豊臣秀吉のもとでは早くに亡くなるはずの息子:鶴松を巡る問題が勃発。
本来は幼くして病没するはずだった鶴松が時間遡行軍の介入で治癒してしまいます。
これは、恐らくは豊臣政権を長引かせようとする思惑があったのではないかと思います。

しかしそれは歴史通りではない。

カゲは秀吉の息子:鶴松を守ろうとしますが、それはもう『歴史を守る刀剣男士』ではない。
一期一振は存在が朧なままに自ら鶴松に毒を飲ませ、歴史を守った。

カゲと刀剣男士の一期一振が完全に剥離した瞬間でした。

そうしてようやく一期一振はカゲとは違う存在の刀剣男士である一期一振として自己を確認することができたのです。

一期一振に元主の子どもを殺させるな…豊臣の刀に豊臣の世を終わらさせるなよ…!(涙)という感情もヤバいですが。
時間遡行軍が豊臣政権を長引かせようとしなかったら、あの穏やかな流れのまま何もできずに終わって、カゲを一期一振として本丸に連れて帰るしかなかったことを思えば………時間遡行軍GJ(血涙)としか言えねえのが辛い。なんなんだこれは。

一期一振の新しい物語

ゲームでもだいぶその気があったのですが、花影の一期もところどころ不安定さが見える刀です。

だからなのか、今作の花影は一期一振の新たな物語になった話でしたな。

影打ちとすり替えられて歴史から消えかけて、新たに得たカゲという双子の兄弟と戦い、長谷部や鬼丸や長義たちに支えられて、豊臣秀吉にも人の身を得てからも愛された。

ミュ本丸の一期一振だけの物語です。

2部でペンライトと歓声の海を「弟たちにも見せたいですな」と言ったあとに「もちろん私も嬉しいです」と「自分の感想」を口にしてくれて嬉しかったですね。

すえひろがりでもまた新しい物語をどんどん作っていってほしいです。

とりあえず鶴丸に振り回されるのと夫婦刀とも呼ばれる三日月との関係性はなにかしら出そうというか出てほしい。
(追記:一期一振のMC大暴走ぶりから、振り回されるのは鶴丸の方だな!と確信しました)

初日では一期一振の台詞ぜんぶに「っ!」が付いてるみたいでちょっと気になりましたね。
まだ慣れてない感があるので頑張ってほしいです。

あ、あとは一期一振の殺陣!

これは素人目の判断でしかないんですが、一期の殺陣の一部が刀ステの一期の殺陣にそっくりでした…!

まったく同じな訳じゃないし映画の一期とも違うんですが。

刀を真横に撫で切ってピタッと型に嵌めるみたいな。

めちゃくちゃ見たことある、廣瀬一期だ…

殺陣の指導は流石に一緒ではないと思いますが、でも確かに「一期一振」としてめちゃくちゃ合ってる型なんだと思います。

一期一振は洋装ですし、刀の下げ方も普通の太刀の佩き方ではなく軍刀よりです。
よく時代劇でみられるような腰を低くして重心を落とした太刀筋ではなく、上半身や腕の振りが中心のフェンシングに近い殺陣がよく似合っているんですよね。

剣技は刀としての根幹だと思うので、個体差はあっても似たところがあるってのはめちゃくちゃエモい。

山姥切長義が名前に拘るのは

山姥切長義は美しく高慢で優しい刀です。

刀剣蒐集家として名高い豊臣秀吉と、刀鑑定の目利きである本阿弥光徳。

刀の価値を定義した人物たちの出演だと予想で書きましたが、まさか本当にここまで主題として掛かってくるとは思いませんでした。

一期一振が真打となるか影打であるか、それを定めたのが本阿弥であり、佩刀として召し抱えた秀吉の功績であり業ですね。

恐らくは実際に名も残らず消された名刀もあったでしょう。

長義と小竜とのやりとりが印象深いです。

長義「歴史を作るのは人間だ。俺たちじゃない」

小竜「歴史を作るのは、強い人間だよ」

長義「…そうだね」

強い人間、つまりは刀を定義し刀を保持し刀を表舞台に顕にした権力者たち。
今作では豊臣秀吉と本阿弥光徳です。

山姥切長義は小田原北条家から家臣の長尾顕長へ下賜された刀です。
そして豊臣秀吉の小田原攻めの折に刀工 堀川国広によって茎に「 刀銘本作長義天正十八年庚寅五月三日ニ九州日向住国広銘打長尾新五郎平朝臣顕長所持云々」というかつてないほどに長文の銘が彫りこまれたのです。
(その後、堀川国広が写しとして山姥切国広を作り上げることになりました)
長尾家が没落してからの行方は一時分からなくなりますが、後に本阿弥光常によって極められ以降は尾張徳川家へ伝来することとなりました。(つまり徳美組)

山姥切長義を「本作長義」としたのはこれらの強い人間たちが関わったからだと言えるでしょうね。

名を残すことの難しさを思うと現代まで残ってくれたこと残してくれたことに感謝しかないです。

長義とへし切くん

名前といえば長義が長谷部をへし切と呼び続けるのも長義自身が名前に拘っているからだろうなと思いました。

「へし切長谷部」

織田信長が戸棚ごと茶坊主を圧し切ったその切れ味を賞賛して無銘の刀を「へし切」と名付け。
更に織田信長から黒田官兵衛の元に下賜され、そこで本阿弥光徳により「長谷部国重の作」であると見極められて。
「へし切長谷部」と成った刀です。

長谷部は自身のことを長谷部と呼べと言いますが、へし切であることを否定なんてできないんですよね。

長義は長谷部の葛藤も分かっていても名に拘るからこそ「へし切くん」と呼び続けてました。

長義なりの想いがあってのことでしょうね。

これは南泉を「猫殺しくん」と呼び続けるのと一緒だと思うんで南泉と会ったときのやりとりが今から楽しみです。

南泉もよく猫ちゃんみたいに扱われて呼ばれたりされますが実際は「猫を切った刀」ですからね。

それこそカゲが「一期一振」と呼ばれて「そう」成ったように。

または一期一振が影打とされて姿を消したように、存在そのものが破綻してしまうことを恐れたんでしょうか。

長義は山姥切問題もありましたし、名前に拘っています。

それはきっと本歌と写しというだけでなく、山姥を実際に切ったかどうかの問題でもなく、存在の証明そのものだから

山姥切国広と山姥切長義は伯仲の出来と呼ばれます。

戯れにも「実際に山姥を切ったのは国広ではないか?」なんて言われるくらい。

しかしながらそれは、山姥切長義にとっても、その写しとして作られた山姥切国広にとっても存在を否定する呪いの言葉でしかないのかもしれません。

「だから」と言えるかは分かりませんが、だから長義は山姥を切った刀は自分だと言い、山姥切国広とは別の刀だと言い続けているんじゃないかと自分は解釈してます。

本歌である自分と、その写しである国広を守るため。

いやまあ気持ちが逸りすぎたのか言い方がアレというか、長義の自我と矜持と高慢さを全力でぶち当ててきてるんですが。

身を守るために棘を立たせるハリネズミちゃん🦔かな??

でも自身をきちんと山姥切長義だと認識されたら、今作の花影のように本来の穏やかさが見られるんじゃないかなと思います。

刀ステの綺伝でもきちんと「山姥切長義」と呼ばれる強い刀になってましたしね。

なんかここまで書いてからfgoのインド兄弟の弟を思い出してしまいましたね…。
因縁の相手との関係がクローズアップされるけどそこから離れたら穏やかで面倒見の良い脳筋天然ボケが顔を出す、みたいな。

今作は布陣が完璧でした。

全振が成熟した考え方と振る舞いができて、たまに報連相しとけという個人行動があるものの互いを思いやった結果うまくハマった感があります。

山姥切長義と同じ長船派の小竜景光、大般若長光、一期一振と同派の鬼丸国綱。

へし切長谷部と山姥切長義は名前に関して言い合うものの険悪にはならず、互いに優等生というか堅物な生徒会長気質で、むしろ似たもの元ヤンっぽい。

子どもを殺すという汚名を長義と長谷部が互いに被ろうとしているのもめちゃくちゃ情に厚い似たもの同士ですしね。
堅物で真面目すぎて、少し抜けたところがあり、思いやりが分かりづらいし変なところで不器用で頑固な愛しい刀たちです。

長谷部とのやり合いも俺なら出来るという傲慢さと君の負担を取り除いてあげたいという思いやりに溢れた、めっっちゃ不器用な優しさでした。

長谷部の矜持と面子を保ちながらもガス抜きをさせる長義が最高にカッコいい。

たぶん本気でやってるし負かしたら宣言した通りに自分が隊長として汚名を被ろうとも斬り込んでいくつもりだったんだろうなと思います。

職場の同僚か先輩か上司にほしい…いやあの顔面が近くにいたら色々歪みそうですな。

ただどう足掻いても南北朝ヤンキー。

長谷部と長義の手合わせはほぼ互角のようでしたが、長谷部が連撃で圧し切ろうとした瞬間「ハハッ」と笑いながら長義からの右ストレート。
秒で反撃する長谷部の肘鉄。

ぶっちゃけ長谷部のあの反射レベルの反撃は北九の魂でも染みついてるのかと思いました。
黒田では箱入りだったことを思うと生来の南北朝ヤンキーみなんでしょうかね…。

本阿弥光徳という刀狂い

冒頭の幼い頃から人よりも自分の命よりも刀を大事にしてしまう、刀に魅入られた刀狂い。

唐橋さんの強火刀オタっぷりがすごい。
というか刀オタクっぷりがとても身に覚えがあります。

本阿弥光徳は幼い頃に刀の声を聴いたことから刀に魅入られたのだと言いますが、「刀の声を聴いて、刀を愛して」
審神者によく似ているんですよねぇ…。

というよりは審神者が「刀を見たい、知りたい、愛したい」と思うからこそ刀の目利きの大家である本阿弥光徳に少しだけ似るという方が近いかもしれませんね。
鬼丸に刀を見せてもらったり小竜にファンサをもらってはわわ…ってしてるとことかもう他人とは思えなくなります。

らぶフェスで名剣名刀に囲まれて満面の笑顔を浮かべてほしい。
審神者代表というかファン代表というか。
本阿弥光徳ほどの人なら熱烈ファンサもらっていても納得と祝福がわきそうです。

本阿弥光徳は最後に物の心を見ようとしてはいけないと言います。
それはそう思いたい自分の心を表しているから。
これはなんとなく分かります。よくある「解釈」というやつですね。

粟田口吉光の唯一無二の太刀を磨り上げるなんてとんでもない!と光徳は怒ったわけですが、一期からしたら磨り上げてでも傍に置いてもらったことが誇らしいと言います。
つまり本家・原作と「解釈違い」を起こしてます。つらい。

唐橋さんも大ベテランなので、秀吉に怒りを露わにするところも鬼丸へ本心を吐露するところも見るたびに違う演技で魅せてくれます。
長谷部が本阿弥光徳に弟子入りしようとするあたりのやり取りも毎回飛び方が違って面白いです(飛び方が違うってなんだ)
小竜は笑いの沸点が低いのでだいたい笑ってたまに後ろを向いちゃってましたね。
長義はなんとか笑わないようにしてましたがたまにツボるのか片手で顔や口元を抑えたりしてましたね。

初回配信と明らかに違う&以降も取り入れてきたのが、刀を鑑賞するときに口元を抑えるようになったことです。

初回配信のときに有識者から「刀にそんなに顔を近づけて唾がついたら錆びる」的なツッコミがSNSにあったのですが(光徳が刀にべったりなのを揶揄ったのだと思いますが)、それをどこかで見たのか意識したのか自分が観劇したときには口元を袖で隠して刀に語りかけていて驚きました。

本物の刀の扱い方を自身の演技にも取り入れているんだと貪欲に進化していく方なのだと改めてこの人が本阿弥光徳で良かったと思いました。

6/15のハプニング回

序盤に本阿弥光徳が鬼丸国綱の刀を柄から外して目利きをするシーンから、鬼丸は強い刀ですという光徳に秀吉が儂を侮るか!と鬼丸を抜き放つシーンがあるんですが、あそこで鬼丸の柄だけがすっぽ向けてましたwww

光徳が目利きした後に柄を直すときに目釘が外れたままだったのかな?

会場からは一瞬のどうしようかという空気と共に笑い。

しかし凄かったのが豊臣秀吉と本阿弥光徳でした。

「目釘が外れておるではないか!儂を侮るか!」「滅相もありません!!」

自然な感じで流れに戻した辺り経験値がさすがのベテランだと思いました!

光徳のコミカルな動きでさらに笑う場面に昇華してましたし、会場は安心してしばらく笑い声が収まりませんでしたね。
あの場はなにをやっても笑うwww

その後の光徳が鬼丸の刀に語りかけるときにも「あのとき私、目釘を入れましたっけ?いまだに言われます」とさらにオチをつけてて腹筋にとどめを刺されました。

メタ感想

初回配信から全員の成長具合がすごい!

特に成長したなと思ったのが一期と鬼丸の粟田口コンビ。

初回配信では一期は台詞ぜんぶに「!!」が付いてるくらいの元気のいい個体でしたが凱旋公演で見たときには驚くほど穏やかでふわふわお兄さんな一期一振でした。
鬼丸も重低音ボイスが難しいのか動きや発声がぎこちないところがたびたび見られました。
二部で歌うときにも粟田口デュエットでは音取りを間違えたり立ち位置を間違えたのか移動に戸惑ったりなどもみられていましたが、それらのハラハラした部分がなくなり安定感が増していました!

小竜景光はさすがに江水を経験しただけあって終始安定していましたが、その分初回配信でも途中で観劇した凱旋公演でも大千秋楽でもそれぞれに演技の違いで魅せてくれましたね。
本阿弥光徳へ耳打ちするところも最初は秘密を共有するようにこっそりと妖しい感じだったものが、千秋楽ではまるで怒りを押し殺すような圧を醸し出していました。
江水を経験したゆえの危機感や繰り返すまいとする激情を抑え込んだ声音が印象的です。どちらも好き。

大般若長光、実は中の人は最年少とは信じられないくらいでしたね。
最初の頃は飄々としておちゃらけた感じでそれもそれでとてもよかったのですが、だんだんと長船の年長者として深みのある堂々とした立ち振る舞いを魅せるようになったと思います。
大般若長光の刀工は小竜景光の刀工の父親とも言われているのですが、そういった経験値の差が感じられて良かったです。

例えば小竜と大般若の手合わせですが、小竜の方が息を切らせていて大般若の方が余裕を見せているんですよね。
つまりレベル的にも大般若の方が小竜よりも上だと分かるようになってます。

ちなみに小竜と長義の手合わせではやや小竜が優勢、長谷部と長義はほぼ互角。
ということでレベル差的には「長谷部=長義≦小竜<大般若」という感じだと思います。
鬼丸と一期はどの位置になるかは分かりませんが、鬼丸の方が後から来たのは分かっているので間くらいに入るのかなと思ってます。

花影部隊で初期に実装されたはずの長谷部より大般若の方がレベルが高いのは不思議な感じもしますが、審神者になった時期がずれているならそういうのもありなんでしょうね。
初鍛刀が毛利、初打刀で千子村正がきたという本丸もありますし。
大般若の状況説明の雑さも鶴丸の「バーッと行ってバーッとやって任務終了だ!」というのだいぶ似ている感じもあります。(つまり大般若は初期組?探し物ってなに??)

長谷部や長義も最初から完成度がかなり高かったです。
ただ長谷部も初回配信よりもずっと熱が入って仲間への情や信頼感がより強く分かるようになってきたと思います。
へし切くんと呼ぶ長義に「長谷部と呼べ!」という辺りもちょっとずつアドリブを入れるようになって余裕や慣れが感じられるようになりました。

長義もだんだんと合間のアドリブが増えて余裕が見えるようになったのもそうですが、長義も最初の頃はまだ慣れてなさも見られました。
とっさの叫びなどが山姥切長義というより水江建太がちらつくというか…。
長義の方が素の声音よりも低音にしているんでしょうね。凱旋公演ではかなり落ち着いた山姥切長義になってきました。
あと余裕が出た分だけ二部のファンサで近隣が焦土と化してますね。
ファンサが直撃した(たぶん萌え死んだ)ファンを見た後に思わずといった感じで可愛く笑ったところとか、分かっててやってるだけ罪深いwww

あと思ったのが長義、鞘を使ってマントを翻らせてる…!
鞘使い上手いな!
というかこのテク見たことあるぞ!刀ステの山姥切国広だ!(個人の見解です)

山姥切長義のマントは主に左側に偏っているので小竜のように右手でさばくことが難しいんですよね。
そして左手には刀(鞘)を握っているので左手で扱うのも限度があります。
だからこその鞘使い。

刀ステの山姥切国広(荒牧くん)と刀ミュの山姥切長義(水江建太くん)はまっきーとけんたというユニットを組んでいるんですが、ひょっとして教えてもらったのか?ミュステの枠を超えて刀剣乱舞の対談してくれませんか??となってます。

刀を使った殺陣は初めてとのことですが、殴り合いや拳銃を使った乱闘やらは経験者ですし体幹も良いので体の扱い方に慣れているんだなぁと思いました。

ラストの方の殺陣でジャンプしながら回転斬りしてましたが、これひょっとして刀剣乱舞無双ですか??めっちゃくちゃ格好いいです。
なお刀ステの梅津長義もとうらぶ無双を殺陣に取り入れてます。二次元の技を身体能力だけで再現するのどうかと思います(最高)

太刀の小竜や大般若と並んでも遜色ないくらい長義でっかいし体もぶ厚い。
腕の筋肉も血管もバキバキでどう考えても属性バスター。
同じ打刀の長谷部と対峙すると体格差に脳がバグりそうです。

なのにお顔が可愛くて第一印象が「華奢で可憐」だったのがマジで不思議。

水江長義は各メディアミックスの中でも飛び抜けて背が高くてガタイが良くて足癖が悪くて手と足が出て太刀筋も荒っぽいバリバリの南北朝ヤンキー個体なのに、真っ先に目に飛び込んでくる印象が「可憐」になるのどこがバグってんだ。
審神者の脳か目に異常があるんでしょうか。でも似たような感想が散見されるからひょっとして集団幻覚か何か?

そしてこんな可憐な本作長義の写しが同じくらいデカくてふてぶてしくて漢道でドラミングしてる個体。何故なのか。

徒然感想

自分は刀ミュで一番好きな作品をあげろといわれたら「三百年の子守唄(みほとせ)」と「葵咲本紀(あおさく)」の連作をあげるオタクなんですが、今作の花影とはあらゆる点が対照的だなと思いました。

作品が対照的というよりは「徳川」と「豊臣」の違いともいえると思います。

みほとせは言うなれば時間遡行軍の介入により滅びかけた徳川家を再興し、赤ん坊の徳川家康を刀剣男士たちが徳川家の家臣に成り代わって守り育てる話です。
葵咲はその続編として結城秀康など徳川の子どもたちのいざこざが中心になります。

歴史に滅茶苦茶干渉しながら歴史通りに進めようとしている訳ですね。

存続と繁栄を望まれ刀剣男士たちが幼子を養い育てた徳川と、跡取り息子を殺して滅びの後押しをした豊臣。

それが歴史だと分かっていながらも無情さと理不尽さが辛い。

そしてそんな辛いことを刀剣男士たちにさせてんだよな…という葛藤があったりします。

刀ステの禺伝で人間は愚かだと散々凹んだやつ。

一期一振とカゲは同じ時に同じ鋼から同じ水を使って作られた真打ちと影打ちです。つまりは兄弟…というよりは双子に近いものだと思います。

カゲは自分のことを忘れろと一期に伝えますが、一期は兄弟を忘れるわけにはいかないと笑います。

一期は豊臣を守るために共に戦った双子の片割れを決して忘れないでしょう。

記憶を失くしたかつて、ひょっとしたら有り得たかもしれない豊臣の守り刀として存在した一期一振のことを。

歴史を守るために、自身が刀剣男士 一期一振であるために倒した双子の兄弟を。

あおさくにも双子が出てきます。そしてその双子の片割れも歴史から存在を消された人間でした。
しかしそのことを恨むわけではなく、表側に生きる片割れを守り別の道を生きていました。

その人が刀剣男士と歌う「影と響き」が印象深いんですよね。

「たとえ消されても、たとえ焼けても、覚えている」

例え誰かから忘れられても歴史から存在を消されたとしても構わない、お前が覚えていろと刀剣男士に向かっていった台詞を自分は思い出しました。

自分がそう有り得たかもしれないifの姿を重ねながらも、自分は自分として生きていく。

花影はみほとせやあおさくと対照的でありながらも根幹にあるテーマはずっとブレていないんだなと、そんなことを思いました。

2部感想

セトリ

  • 全振りの曲『IGNITION』
  • 全振りの曲『Sing out!』
  • MC:瓜畑遊び
  • 長船デュエット曲『Beast Beat‼』
  • 粟田口デュエット曲『Maze Of Fire』
  • 長義ソロ『鼓膜の奥』
  • 長谷部ソロ『Rainy…』
  • 太鼓曲
  • 第三形態『炎舞』
  • 歴史上の人物曲『我が名を知れりゃ』
  • 刀剣乱舞~カーテンコール~

1部から思ってたのですが、長谷部歌が上手い!!
ツイステでOPを歌っていたそうで、はじめましてじゃなかったのか!?と驚きでした。お世話になってます。

なお自分の主に対してはニッコニコ笑顔ですが仲間や審神者相手ではあの笑顔は見れません。
自分自身の主だけに忠実なとこ推せます。


OP全員曲1『IGNITION』

白コート!!!

鬼丸だけ短く袖も無いのですが、確かに鬼丸には合ってます。
オラついたラップがとても似合う。

カッコいい曲です。

長谷部の高音がとても助かる。

OP全員曲2『Sing out!』

白コートを脱ぎ捨ててライブ衣装パート。
全員に腰布があるので動いたり回転したときに翻るのが華やかでいいです。

鬼丸は鎖とスタッドがじゃらじゃらの革ジャン。とてもとても似合う。
小竜は派手でお洒落な柄シャツ(名前分からん)にネックレス。こなれ感がすごい長船ぇ。
一期はとてもお坊ちゃんぽいシャツとネクタイ。普通の白シャツかと思いきや袖に白の刺繍というさりげなく派手な意匠。そして片耳ピアスとかあざとい。
長義がカマーベストにシースルーという癖を捻じ曲げる衣装。
大般若はダークレッドのフリルのシャツ。吸血鬼か?似合い過ぎだが??まてお前もひょっとしてシースルー組か!?
長谷部もカッチリした衣装かと思いきや長谷部もシースルーですねこれ??

長義が黒のシースルーで肌とのコントラストが分かりやすかったんです。
長谷部や大般若は紫や赤の光沢がある生地で分かり辛かったんですがスイッチングで気づきました。
部隊の半数がシースルー??2部衣装からすでに破壊力ヤバいな??

めっちゃくちゃ爽やかな曲なのですが衣装とのギャップがすごい。

MC瓜畑遊び

本編でも秀吉が瓜売りに変装したように、色んなバージョンで現代にある役職に身をやつす瓜畑遊びをMCで披露してくれます。

初回配信のあった最初のころは報道番組進行者(ニュースキャスター)に身をやつして早口言葉を一振り一振り実践していましたが、一巡する頃には様々な役職をするようになりました。

長義が医者になったり一期と鬼丸が保育士になった辺りのSNSの阿鼻叫喚っぷりは凄かったです。

初回配信は長義のニュースキャスター

凱旋公演では警察官な長谷部と写真家の大般若を見ました。

千秋楽では大般若の長船不動産。アドリブにもどんどん余裕が出てきて面白いです。

長船デュエット『Beast Beat‼』

MCからの繫げ方からして面白い長船コンビ。

途中で大般若が小竜の頭ポンポン叩くのはフリなのかアドリブなのかよく分かりませんがとても可愛い。

粟田口デュエット『Maze Of Fire』

初回配信と比べてもめちゃくちゃ安定感が増しました。

迫力ある鬼丸とお坊ちゃま感のある一期が力強いラップを披露するギャップがすごいです。

長義ソロ『鼓膜の奥』

歌いながら手話を見せてくる長義。

歌詞では一言も何も言わないくせに手話で「好き」とか言ってくるズルいやつ。
声にしない愛の曲に「鼓膜の奥」なんてタイトルを付けるセンスよ…。

会場の絶叫が聞こえます。

ファンサでだいたい焼き払われます。
別ジャンルのときから投げキスやらファンサは凄かったけども…!
いや長義ならお仕事としてもてあたとして完璧にこなすでしょうけども…!

大千秋楽の歌い始めのファンサで軽く一薙ぎにしていくのがひどい(焦土だがすでに)

歌は早口で歌いにくそうなのにさすがにこなしてました。ここも初回配信から更に成長したポイントですね。(ファンサができる余裕もできたともいう)

長谷部ソロ『Rainy…』

しっとりバラード。

歌ウマが遺憾なく発揮されてます。
マイクスタンドに感謝する日が来ると思いませんでした。

太鼓曲

秀吉と光徳の腰が心配になりますがめちゃくちゃカッコいい!
カゲも本編中のアレンジ曲を歌うなど魅せてくれます。あの曲好きなんですよ。

第三形態曲『炎舞』

最初の曲で着た白コートを羽織って出てきてくれてありがとう。
なぜ着たのか?脱ぐためですね分かります。

破壊力がデカいのはたぶん大般若。
腹と肩から腕と背中ががら空きです。
現地では隣のお姉さんが大般若が背中に流れる長髪を撫でつけるたび悲鳴をあげてました。とても分かる。

第三形態はそれぞれの自信があるところをアピールする衣装になっているそうで、つまり肥前は背中で豊前は腹筋ということに…。いやその通りですが。
それでいうと大般若は上半身ほぼ見せてるの自信満々か!めちゃくちゃ大般若ですな。

長義は肌が出てるのは腕だけです。
血管や筋の浮く腕がすごいのはよく分かる。
ゲームでも真剣必殺のときですら脱がない長義にしては露出がある方です。というか花丸の水着回を除けば過去一露出してます。あれでも。
そして肌が見えるのは腕だけなのに、タンクトップの上に来てるのはシースルーなんですよ…。
お前は審神者をどうしたいのか。

シースルーと言えば水心子もそうでしたね。鉄壁の防御なのかエロイのかよく分からなくなりますね。

「キスキスキス」ってやってる小竜が満面の笑顔でとてもCute。

一期が秀吉と笑い合う様子とかできれば幸せになってほしかった組み合わせですこれ。

本阿弥光徳が小竜から投げキスファンサをもらって口元を押さえて膝から崩れ落ちているのは乙女か!?というのと分かる!!というのと良かったね!!というお気持ちですな。
あれを抜いてくれたカメラさんありがとう。円盤にもよろしくお願いします。

歴史上の人物曲『我が名を知れりゃ』

カゲの本編で歌った歌の総結集という感じです。とても好き。

始まりが豊臣秀吉の辞世の句と光徳からのカゲの歌になっていくのが本編を辿ったようでとてもエモい。

花影ゆれる砥水の配信について

花影のライブ配信は4月。

そしてアーカイブ配信が2023年11/14より開始です!

配信は大千秋楽!
叶うなら前半日程で大暴走したミントブルーの悪魔や何かあるたび後ろ向いて笑ってた鬼丸ゲラ国綱も見てみたかった。

■ライブ配信時間
各公演開始1時間前~ライブ配信終了まで(予定)

■見逃し配信期間
2023年4月30日(日)18:30公演:2023年5月1日(月)18:00~5月4日(木)23:59まで
2023年6月18日(日)13:00公演/18:30公演:2023年6月19日(月)18:00~6月22日(木)23:59まで

■配信公演
2023年6月18日(日)18:30公演 大千秋楽

■配信開始日
2023年11月14日(火)13:00~

■販売価格
3,300円(税込) / 1年間
1,700円(税込) / 7日間

■特典映像

アーカイブ配信限定の特典映像として、刀剣男士キャストからのコメント映像あり。

■配信ページ

花影ゆれる砥水の円盤について

ミュージカル『刀剣乱舞』 ~花影ゆれる砥水~ Blu-ray&DVD発売告知動画とジャケット写真・特典映像詳細を公開されました。

特典付与期間は終了していますが、花影の全景や回替わりを見たいならDVDやBlu-rayの円盤購入が必須です。

■発売日:2024年3月6日(水)

■販売価格
Blu-ray:9,350円 (税込)[EMPB-5024]
D  V  D:8,250円 (税込)[EMPV-5024]

■収録内容:
[本編+特典映像]
※Blu-ray・DVDともに内容は同じです。

■公式通販4社

■特典映像

  • 全景映像
  • Documentary of 花影ゆれる砥水
  • クリエイターズ of ミュージカル『刀剣乱舞』~衣裳 小原敏博×小竜景光役 長田光平×山姥切長義役 水江建太×演出 茅野イサム~
  • 2部 フィーチャリング映像
  • 回替わり映像
  • 大千秋楽カーテンコール
  • ライブビューイング特典映像
    ※回替わり映像は2部ライブパートのMCを収録

■特典付予約期間
公式通販4社:2023年6月19日(月)昼12:00~2024年1月9日(火)23:59 ※終了しました

■公式通販4社予約特典

刀ミュ公式サイト内通販:撮り下ろし写真 L判6枚組 (ライブver. 第1形態)
DMM.com公式通販サイト:撮り下ろし写真 L判6枚組 (ライブver. 第2形態)
ネルケオンラインショップ:撮り下ろし写真 L判6枚組(ライブver. 第3形態)
silkroad store:撮り下ろし写真 L判6枚組 (戦闘 ver. )
※上記予約特典はそれぞれ対象サイトでのご予約が対象となります。
※特典は商品1本につき、1セットプレゼント致します。

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